日本人は牛乳を消化できない?飲むほど健康を損なう?その理由とは?
318views

日本人は牛乳を消化できない?飲むほど健康を損なう?その理由とは?

牛乳を飲むとお腹がゴロゴロするので授業中や仕事中は気になる、という人は少なくないですよね。“日本人は牛乳を消化できない?”は、本当なのでしょうか?お腹がゴロゴロする理由や牛乳に関するうわさなどをまとめてみました。

日本人は牛乳を消化できない?その理由とは?

東洋人に多い乳糖不耐症とは?

東洋人に多い乳糖不耐症とは?

牛乳を飲むとお腹がゴロゴロして下痢をする、という人は少なくありません。これは、牛乳に含まれる乳糖が関係しています。

牛乳には糖質である乳糖が含まれています。乳糖は、小腸の粘膜にある酵素によって分解されます。しかし、この酵素が欠損していたり少量しか存在しない場合には、酵素の活動率が低くくなり、うまく分解されません。これにより、消化できず腸内に留まってしまいます。

東洋人の40パーセントくらいは当てはまるらしいです

この症状を乳糖不耐症と言います。乳糖不耐症は先天性のものと後天性のものがあり、東洋人の40パーセントくらいは当てはまると言われています。

分解されず腸内に留まった乳糖は、大腸内で発酵して脂肪酸と炭酸ガス、水になります。このうち、前者の二つは蠕動運動を起こし腸を刺激します。さらに食べ物の残りカスも足されるため、大腸内の浸透圧が高くなって水分が腸管へ移動し、下痢を引き起こします。

日本人が牛乳を飲むようになった理由

日本人が牛乳を飲むようになった理由

乳糖不耐症が多いとされる日本人ですが、ではなぜ牛乳を飲むようになったのでしょうか?

それは、戦後に遡ります。戦後の日本人は、ほとんどが栄養不足に陥っていました。アメリカの指導者マッカーサーは、そんな日本に栄養価の高い牛乳を提供し、食文化として根付かせました。ついでに、牛乳に合うパンも普及させ、自国の経済効果もアップさせました。

牛乳はもともと日本人の生活には無く、身体がそもそも牛乳を消化するように作られていなかったのです。そのため、日本人は、乳糖不耐症を引き起こしやすいと考えられるのです。

牛乳に関するうわさ

牛乳に関するうわさは、いろいろありますよね。本当に身体に良いのでしょうか?うわさの真相を見ていきましょう。

牛乳をたくさん飲むと骨粗しょう症になる?

牛乳をたくさん飲むと骨粗しょう症になる?

牛乳を過剰に飲むと骨粗しょう症になる、といううわさを聞いたことはありませんか?

これは科学的に実証されたものではありませんが、あながち間違いではありません。牛乳に含まれるカルシウムは、他の食品に比べて吸収率が良いという特長があります。

一方で、人体は、血中のカルシウム濃度が高くなると、余剰分を排出するという働きも持っています。牛乳を飲むと血中のカルシウム濃度がかなり高くなるために、逆に排出されすぎてしまう、ということがあります。

牛乳はアレルギーを引き起こす?

牛乳はアレルギーを引き起こす?

上記で、牛乳を飲み過ぎるとカルシウムが溶け出すとお話しましたが、実はマグネシウムも一緒に流れていきます。マグネシウムが欠乏するとぜん息やアトピーが悪化します。

また、妊娠中の牛から搾乳した牛乳には大量の女性ホルモンが含まれています。これを飲むことで必要以上に抗体を作らせてしまい、アトピーが悪化するということもあります。

カルシウムは大豆など様々な食品に含まれています。

男女とも一日に必要なカルシウムの量は、650ミリグラムです。
カルシウムが多く含まれる食品と含有量を挙げてみました。

牛乳 コップ1杯(200CC) 約220ミリグラム
大豆 100グラム 約240ミリグラム
小松菜 100グラム 約170ミリグラム
海藻 100グラム 約130ミリグラム

カルシウムは様々な食品に含まれていて、大豆においては、牛乳の倍の含有量となっています。そのため、牛乳だけに頼る必要はありません。いろいろな食品を口にし、過不足のないよう気を付ければ良いでしょう。

PR