最新の研究によると、なんと「肥満が認知症リスクを減らす」という今までとは真逆の結果がでました!
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最新の研究によると、なんと「肥満が認知症リスクを減らす」という今までとは真逆の結果がでました!

「肥満が認知症リスクを減らす」という研究を報告したのは、(社)SMCです。逆にいうと、低体重の人は、通常の人よりも認知症発症率が高いということでもあります。肥満が必ずしもいいというわけではありません。他の成人病のリスクは高いのですから。この結果がもたらすものはなんでしょう?詳しくみていきましょう。

肥満が認知症リスクを減らす?

認知症リスクが低い?

肥満の認知症リスク低下

肥満が認知症リスクを減らす可能性があるって本当でしょうか?

2015年4月,ある医学誌の電子版によると、スペインOXON Epidemiology社 クズルバシュ氏が平均年齢55歳のイギリス人約200万人の医療記録20年分を調べたところ、約4万5千人が認知症を発症していることがわかりました。くわしく解析したところ、肥満の人は、正常体重の人に比べ、15年後の認知症発症率が30%低く、低体重の人は、正常体重の人に比べ、発症率が34%高いことがわかりました。この研究では、BMI(体重Kg÷身長mの二乗)の測定を基準に行われました。また、認知症になりやすいと知られている飲酒、喫煙はほとんど影響していないという結果もでました。

今まではどうだったのでしょうか?

肥満の人の方が認知症になりやすいのでは・・・?

2006年の6000人を調査した研究によると、40代でお腹の出ている人は、70代になると、アルツハイマーも含む認知症になる可能性が高いという事が発表されました。また、イギリスオックスフォード大学の調査では、1999年から2011年に肥満と診断された人45万人あまりの診療記録を分析。30代で肥満と診断された人は認知症発症リスクが高く、3.5倍、40代では1.7倍、50代では1・5倍という結果が報告されていました。もちろん、飲酒、喫煙もリスクが高いと言われていました。新しい研究結果が発表されるまでは、これがあたり前だと思われていたのです。

肥満の人は単純に喜んでいいのでしょうか?

これが本当なら嬉しいが・・・

肥満の認知症リスク低下の研究

今回の研究は、あくまでも肥満と認知症リスク低下との関連を示したもので、因果関係を述べたものではありません。肥満の人は、認知症にならなかったとしても、成人病のリスクがあいかわらず高いので、長生きできる可能性は高いとはいえません。気をつけるべきことは、体重が増加したことを認知症予防の言い訳にしてはいけないということです。体重増加が認知症リスクを減らすのに役立つとは言ってはいないし、低体重の人が認知症になるとも言ってないのです。認知症と体重との関係はそんな単純なものではないという事かもしれませんね。認知症の危険因子の研究は、とても複雑のようです。BMIも健康の指標としては十分ではないのかもしれません。

最後のまとめとして

肥満の認知症リスク低下脳の健康

今回の研究結果は、衝撃的なものでしたが、まだまだ研究の余地があります。もしこれが正しいものならば、食べた物の中で、肥満をもたらすものに、認知症を防ぐなにかがあるのかもしれないということです。そこを研究するといいのかもしれません。しかし、ライフスタイルの多様さが、研究をより複雑なものにしているため、まだまだ研究途上にあります。肥満の人には、成人病へのリスクは低体重の人や通常の人よりはるかに多いのは変わりません。定期的に運動をすることや、喫煙しないこと、バランスのとれた食生活をして、認知症にならないよう、脳を活性化できる健康的な生活を送ることが大切だと思います。

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