インフルエンザの治療薬のタミフルとリレンザの違いとそれぞれの特徴とは?
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インフルエンザの治療薬のタミフルとリレンザの違いとそれぞれの特徴とは?

インフルエンザの治療薬としてタミフルとリレンザが有名です。どちらも世界的に高い安全性が認められています。日本では服用が簡単な飲み薬タイプのタミフルが有名ですが、実は歴史が古いのは吸入薬であるリレンザです。現在では10代の患者への第一選択薬はリレンザが推奨されています。

タミフルとリレンザ

タミフルとリレンザはどちらもインフルエンザの治療薬です。

薬理的な機序がほとんど同じであるため、使用特性は似ていますが、異なる部分もあります。例えば、どちらもA型とB型のインフルエンザに効果があり、完治に5日ほどを要するという点では同じです。

それぞれの特徴を詳しくみてみましょう。

飲み薬であるタミフル

飲み薬であるタミフル

tamiflu box shot / stanrandom https://www.flickr.com/photos/stanrandom/3754123623/

インフルエンザの薬として日本では最大の知名度であるタミフルはいくつか存在するインフルエンザの治療薬の一つです。

世界で製造されるタミフルの8割は日本で消費されている、と言われるほど日本では一般的な薬です。一方で副作用などが心配され一時はタミフルの使用に慎重になる病院もありましたが、現在ではそのような害に対する処置も早くなったり、副作用の兆候のある患者にはほかの薬が処方されてたりしています。

タミフルは錠剤タイプとシロップタイプがあります。どちらも飲み薬ですが、発症後48時間以内に服用しないと効果が少ないと言われています。タミフルは比較的安全性の高い薬と言われていますが副作用もあります。

とくに消化器系への副作用が強く、下痢や吐き気、腹痛などが主な症状です。また、代謝異常を誘発することもわかっているため糖尿病などの人は一時的に高血糖になるという症状も報告されているため、糖尿病の人や糖尿病予備軍の人には慎重な投与が必要になります。

吸入薬であるリレンザ

吸入薬であるリレンザ

リレンザ RELENZA GlaxoSmithKline / Norio.NAKAYAMA https://www.flickr.com/photos/norio-nakayama/6816395637/

タミフルほど有名ではありませんが、インフルエンザの治療薬として代表的な薬にリレンザがあります。

この薬はインフルエンザの治療薬として初めて開発、実用化された薬であり、歴史も古く安全性も確認されている薬です。ただ、薬の投与方法がディスクへラーという専用の吸入器を用いた方法であることがネックになってタミフルほど一般的に使用されることはありませんでした。

しかし、タミフルに耐性のあるインフルエンザウイルスが誕生したことやタミフルの使用に不安のある人が増えたことでリレンザを選択する病院や患者が増え、知名度が上がりました。

リレンザは負担が大きい?

リレンザは負担が大きい?

048 / 365 / anjanettew https://www.flickr.com/photos/anjanettew/5458857332/

リレンザはタミフルよりも安全だと感じている人もいるようですが、実はリレンザのような吸入薬は幼い子どもや高齢者、また気管支が弱い人には刺激が強く、負担となることがあるようです。

とくに幼い子どもでは嘔吐の原因になることもあります。それ以外の人でも激しい咳き込みなどで呼吸困難になる場合があるので注意が必要です。

リレンザに利点があるとするならば、効果の速さです。タミフルと比較してリレンザは素早く細胞内のインフルエンザウイルスの増殖を抑え、症状を緩和する効果が高いことで知られています。そのため、短期間で体の辛さが軽減するために体力の無い人に向いている薬です。

年齢によって適している薬は変わる?!

年齢によって適している薬は変わる?!

Family / chefranden https://www.flickr.com/photos/chefranden/4031715381/

年齢によって処方される薬が異なることは珍しいことではありません。

しかし、インフルエンザの治療薬ではこの制限がとくに明確で顕著に異なる部分があります。まず、インフルエンザ治療薬として代表的なものには4種類があるます。タミフル、リレンザ、イナビル、ラビアクタです。

この中でラビアクタは点滴薬で入院中にのみ処方されるものです。そしてリレンザとイナビルはどちらも吸入薬ですが、リレンザに比べてイナビルは効能が強いため10才以下の子どもには向きません。また成人であってもほかのタミフルやリレンザの方が優先的に使用されます。

インフルエンザ治療薬の中でタミフルはより一般的な選択ですが、乳幼児には適さず、また10代の子どもにも向きません。その理由として10代でのタミフルの服用による異常行動の原因がわかっていないためです。

そのため、10代の患者にはリレンザが第一選択順位として推奨されています。インフルエンザの治療薬の選択には年齢のほか、体格や体質、持病などを考え合わせて選択するのが一般的です。

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