既視感とは何か、どこかでみたことがあると感じるのはなぜ?
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既視感とは何か、どこかでみたことがあると感じるのはなぜ?

よく、「今の光景、どこから見たことがある」という思いに駆られることはありませんか?あるいは、友人がそんな言葉を発することがあるかもしれません。これはいわゆる「既視感(デジャヴ)」と呼ばれるものです。この既視感とは一体なんなのでしょうか?

どこかで見た光景…その正体とは?

どこかで見た光景…その正体とは?私たちの体の中では不思議なことがよく起こるもの。既視感(デジャヴ)もそのうちの一つです。なぜ既視感が起こるのか、そもそも既視感とは何なのか、その正体について詳しくご紹介します。

既視感とは?

既視感とは、これまでにおそらく経験したことがないはずの記憶を、何らかの要因によって「前にも同じ光景を見たことがある」と錯覚することです。この経験をしたことがある方は、実に約50%にも上るとされており、2人に1人は既視感を体感しているということになります。

この既視感が起こるのはどういったタイミングと特定できるわけではありません。これまでに体験したことのある方であればわかると思いますが、何気なく日常生活を過ごしているときに、突然ふっと起こるものなのです。友人と話しているとき、趣味に打ち込んでいるとき、仕事をしているとき、友人と外へ遊びに行ったとき、車に乗っているときなど、既視感はいつ起こるかわかりません。

この感覚はしばらくの間続きますが、ほとんどの場合、20~30秒程度経つと何もなかったかのように意識が戻ります。

どうして起こるの?

少し不思議な感覚に陥る既視感ですが、なぜこのような現象が起こるのでしょうか?実は、この既視感についてはまだ研究が進められている段階であり、詳しい理由は解明されていません。そうした中でも、いくつかの仮説がたてられていますので、その一部をご紹介しましょう。

実際に似たような体験をしている

実際に似たような体験をしているこれまでに、似たような体験をしたことがあるというのが原因の可能性があります。全く同じ体験をすることはないとしても、同じようの光景に出くわすことは、人生の中で何度もあることでしょう。なんとなく同じような体験をしたという記憶が、この既視感を引き起こす可能性があるのです。

ちなみに、実際に自分が体験していなかったとしても、映像として見ていた場合にも同じように感じるケースがあります。たとえば、映画で同じような情景を見た、ドラマのワンシーンでこんなところがあった、などです。

このように、なんとなく見たことのある気がすると感じるのは、似たような光景を実際に見ているから、というのが1つの説です。

未来を予測している

既視感は、少し先の未来を予測して起こるのではないかという説もあります。今の行動を起こすことで、次に何が起こるのかを瞬時に予測しているために、それを既視感としてかんじるのではないか、ということです。実際に、既視感が起こることが多いのは、頭の回転が速い人の場合が多いと言われています。友人が発言していることに対して、前にも同じようなセリフを聞いた気がすると感じるのは、もしかしたら自分の脳が、次にその言葉が出てくると予測していたのかもしれません。

体に害はあるもの?

既視感があると、もしかしたら自分は何かの病気ではないか、と感じる方もいるかもしれません。しかし、これは何かの病気ということはありませんので、とくに心配することはないでしょう。基本的には問題ありませんが、もし、あまりにも頻発して気になるということであれば、一度病院に行ってみると良いかもしれません。

ちなみに、既視感とは真逆の、「未視感(みしかん)」という現象も存在します。これは、一度見たはずのものを初めて見たような感覚になってしまうことです。この症状が出る場合には「離人症(解離症状)」という精神的な病の可能性があるため、注意が必要です。

気軽な気持ちで考え、やり過ごすのが一番どんな人にも起こる可能性がある既視感という現象。自分の体に何が起きたんだろう?と心配になる方もいるかもしれませんが、病気ではないので不安に思うことはありません。もしかしたら前に同じようなことがあったのかもしれない、映画やドラマで見た光景と似ていたのかもしれない、と気軽な気持ちで考え、やり過ごすのが一番でしょう。

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