事前に出産日を決めることができると人気だけど・・・計画分娩のリスクについても知っておこう
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事前に出産日を決めることができると人気だけど・・・計画分娩のリスクについても知っておこう

最近では、立会いをするご主人の仕事の都合や、上の子供の世話を頼む都合で計画分娩を選択する妊婦さんが増えてきています。計画分娩にだけに限ったことではありませんが、計画分娩のリスクについてきちんと知った上で、選択することが大切です。

計画分娩ってなに?自然分娩と何が違うの?

計画分娩は誘発分娩とも言います。

計画分娩について

お産を自然に任せるか、分娩日を決めてその日にお産をするか

おしるしや陣痛、破水といった出産の兆候が自然に現れるのを待って出産するのが自然分娩です。一方、計画分娩はやむを得ない事情により、医師と相談して分娩日を決め、その日に陣痛促進剤を使って陣痛を起こして出産するというものです。
母体と赤ちゃんの状況により、いつになるのかわからない自然分娩を待つことができないと医師が判断した場合に、計画分娩となることもあります。前回の出産で帝王切開をしていたり、今回の妊娠が多胎妊娠の場合などに帝王切開を行うことが多いですが、これも計画分娩のひとつです。
また、ご主人の都合や、上のお子さんのお世話をしてもらう都合などで計画分娩を選択される方も少なくありません。

計画分娩はどのように行われるの?

バルーンという器具を使う

計画分娩に使用するもの

風船にも似たバルーンと呼ばれる器具を子宮口にいれ膨らませることで子宮口を広げるというものです。子宮口がある程度開くとポロンとはずれます。

錠剤の陣痛促進剤を服用する

飲むタイプの陣痛促進剤があったとは知りませんでした。初産または子宮口の開き具合がまだまだ、といった人に処方されることが多いそうです。また、逆に出産まであともうひと押し、という人に使われることもあるんだとか。1時間に1回、1錠ずつ服用していきます。一気に飲んでしまうと過剰に陣痛が起こってしまうので、様子を見ながら徐々に薬を投与していきます。

点滴で陣痛促進剤を投与する

私たちのイメージする陣痛促進剤といったら点滴で投与されるものではないでしょうか。一般的にも促進剤といえば点滴のことを指していることが多いようです。早ければ20~30分で陣痛が始まる人もいるので、赤ちゃんと母体の様子をしっかりチェックしながら投与量をコントロールします。

計画分娩のリスクとは?

出産する日をコントロールできるということで、色々な意味でメリットがあるといわれる計画分娩ですが、もちろんリスクもあります。
計画分娩を考えているなら、メリットだけではなく、計画分娩のリスクもきちんと理解した上で選択する必要があります。

促進剤を使っても出産にいたるとは限らない

薬を使うので確実に陣痛が起こると思われがちですが、実はそうではないケースもあります。妊婦さんの方に薬が効きにくい場合もあるため、いくら促進剤などを使っても陣痛に繋がらないことも少なくありません。そうなると、母体と胎児の状況によっては帝王切開になってしまうこともあります。
ご主人の仕事の都合や上のお子さんのお世話の都合などで予定が立てやすいからと計画分娩を選択される人も多いですが、必ずしも予定通りにいかないときだってあるということは頭の片隅に置いておいた方が良さそうです。

新生児の健康トラブルが起こる可能性がある

母体に問題が生じ、結果として赤ちゃんに健康面でのトラブルが生じてしまうことがあります。過去には脳に障害が残ってしまった事例もあります。

母体にトラブルが起きてしまう

計画分娩のリスク

母体の状況が伴っていないのに陣痛だけが進んでしまう「過強陣痛」になってしまう可能性があります。重症化してしまうと、子宮破裂を起こしてしまうこともあります。
最悪の場合、死産になってしまうケースも稀にあります。
このようにリスク面から陣痛促進剤を見ると、あまりいいイメージを持つことができないかもしれません。実際、陣痛促進剤は使い方を間違えれば体にとっては有害なものとなってしまいます。しかし、正しい使い方をすればお産を安全にすすめるために役立ってくれる頼もしい薬にもなり得るのです。
計画分娩を行うにあたってはデメリットやリスクだけではなく、計画分娩だからこそできるメリットもあります。逆に自然分娩ゆえのメリット・デメリットも存在します。どちらを選ぶか、計画分娩のリスクも含めてメリット・デメリットをよく検討する必要があります。

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