産後の弛緩出血はなぜ起こるの?!産後の弛緩出血の原因10個を一挙紹介!!
877views

産後の弛緩出血はなぜ起こるの?!産後の弛緩出血の原因10個を一挙紹介!!

産後の弛緩出血は出血量や処置を間違うことで命を落とす危険があります。なぜ弛緩出血は起こってしまうのでしょうか?その原因は体質的なもの、子宮に問題があるもの、出産時間などにも関係します。また、出産時に使用する子宮収縮剤や麻酔が要因になることもわかっています。

弛緩出血の原因になる10のこと

産後の弛緩出血になる原因は10個あると言われています。

体質的、潜在的な要因

【1】体質

一般的に産後の出血は子宮が収縮することで止血されます。しかし、中には体質的に弛緩出血をしやすい人がいます。このような人は子宮を収縮させる力が弱いことや出血が多くなる傾向にあります。健康な場合でも体質的に弛緩出血を起こしやすい人は体質に依るところが大きいと言えます。

【2】羊水が多い

羊水が通常よりも多い人の場合も弛緩出血をしやすい場合があります。羊水が多くなる原因は体質もありますが、赤ちゃんが大きくなりすぎている場合にもよく見られる傾向です。

【3】巨大児

弛緩出血の潜在的な原因

赤ちゃんがママのお腹の中で4000グラムを超えるほどに大きくなる場合はビッグベイビーと呼ばれます。ビッグベイビーは弛緩出血を起こしやすいことがわかっています。
そのため、高齢出産であったり、過去に弛緩出血を起こした人の場合はビッグベイビーであるというだけで帝王切開を勧められることがあります。

出産後のリスクの可能性があるなら帝王切開

体質的に弛緩出血が起こしやすい場合には防ぐことはできませんが、羊水過多やビッグベイビーの場合には弛緩出血などの産後のトラブルが予想されるものです。
この場合、高齢出産や経産婦の場合には自然分娩よりも帝王切開の方が安全な出産ができると言われています。

子宮に要因がある場合

【4】子宮に奇形がある

子宮の形がもともと変形していたり、妊娠中に正常な形で大きくならなかった場合には出産時に適切に収縮することができないために弛緩出血になるリスクが高くなります。子宮奇形がある場合には出産前にわかることも多く、この場合も安全のために帝王切開を勧められることがあります。

【5】子宮筋腫

妊娠前後に子宮の中に筋腫があることを、子宮筋腫合併妊娠と言います。子宮筋腫は小さければ問題がないことから妊娠前に子宮筋腫がわかっていても放っておいても大丈夫です。また、妊娠してから子宮に筋腫があることがわかることも多いようです。
いずれも大きくなければ安全に妊娠期間を過ごせることがわかっています。ただし、子宮筋腫があると出産時に子宮がうまく収縮させることができずに弛緩出血の原因になると言われています。

出産時間が長いことや産後の状態

【6】母体疲労

もともと母体に体力が無かったり、出産時間が長くなると母体が疲れてしまい出産後に子宮が収縮できなくなることがあります。この場合、器具などで、止血点や子宮口を閉じることで止血を試みます。

【7】子宮内での感染症

弛緩出血の出産時や産後の原因

子宮の中で感染症にかかっている場合にも弛緩出血の原因になります。何らかの病原菌などに感染しているとそれらを排泄しきるまでは出血が続くことがあります。
しかし、自然に菌が排泄されるのを待っていると出血多量によるショック死をする可能性があるのですみやかに対処することが必要になります。

【8】胎盤、卵膜、凝血塊が残ること

出産時に胎盤、卵膜、凝血塊などの組織が子宮や産道に残ってしまうと子宮の収縮を邪魔することがあります。このように収縮をされるべきところに障害物があると子宮は十分に収縮することができず、結果として大量に出血することになります。

出産時間と弛緩出血

出産時間と弛緩出血

弛緩出血は出産時間の長い女性の他、出産時間が非常に短い場合にも起こります。どちらも子宮がすぐさま収縮するだけの体力や変化についていけないことが原因です。

出産時に使用する薬剤が原因になる場合

【9】子宮収縮剤

出産に子宮収縮剤を使用した場合にも弛緩出血をする場合があります。本来なら子宮収縮させることができる薬ですが、量が適切でなかったり体質に合わないなどで筋肉硬直などを起こし、子宮が収縮できなくなることがあるからです。

【10】全身麻酔

出産のときに全身麻酔を行った場合にも弛緩出血を起こすことがあります。出産後に自然と収縮する子宮が麻酔のために感覚がなくなり、適切な収縮が阻害されるために起こるものです。

薬剤の効き具合には個人差がある

弛緩出血の出産時の薬品の原因

薬剤に対する人の体の反応はそれぞれです。そのため、子宮収縮剤や麻酔の効き具合によっては思うように作用しない場合もあります。

PR