計画分娩のデメリットで怖いのは陣痛誘発剤での事故?緊急帝王切開のリスク?
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計画分娩のデメリットで怖いのは陣痛誘発剤での事故?緊急帝王切開のリスク?

母子の状態から計画分娩を勧められて抵抗感を示すお母さんもいます。ご家族の都合や無痛分娩などで計画分娩を選択したいけど何だか怖いと感じる人もいます。そこで計画分娩のデメリットをまとめました。本当のリスクを知って出産に備えましょう。

計画分娩を選択するとき

計画分娩の選択

計画分娩を選択する多くの理由は、これ以上胎児が胎内にとどまっているとリスクが大きいと判断されたからといったものが多くなっています。正産期をすぎてしまったり、胎盤の老化や羊水の減少がはじまってしまったとき、その他母体や赤ちゃんの状況などがあげられます。
続いて病院側やお母さんの都合などで計画分娩になることもあります。

計画分娩というと、何となく怖いとか、赤ちゃんが亡くなったケースを見聞きしたなど良くないイメージが多いのですが、実際のところはどうでしょうか。

陣痛誘発剤の恐怖

陣痛誘発剤の恐怖
計画分娩のデメリットで一番深刻なのは陣痛誘発剤の副作用や、誤った使用による事故です。陣痛誘発剤とは人工的に子宮を収縮させ、陣痛を起こす薬です。
出産時の事故で脳性まひになった赤ちゃんの実に3割は陣痛誘発剤の使用を経ています。陣痛誘発剤後に仮死状態で産まれてきて亡くなってしまった赤ちゃんもいます。

また、陣痛誘発剤による過強陣痛で子宮が破裂したり、頸管や会陰が裂けることもあります。お母さんの方の死亡例もあるのです。
そうなると陣痛誘発剤は怖いと思われがちですが、このような事故が起こる可能性は合計2%に満たないほどです。また、陣痛誘発剤で事故が起こる場合の過半数は、誤った使用法、兆候が出ているのにそのまま投与し続けてしまったりしたことによります。

現代の計画分娩では胎児やお母さんを厳しくモニタリングしながら少しずつ陣痛誘発剤を足していきます。
それに、自然分娩でもお母さんや赤ちゃんが亡くなってしまうことはゼロではないことは言うまでもありません。
必要もないのにむやみに陣痛誘発剤を使用するのはよくありません。しかし、多くの計画分娩は陣痛誘発剤の危険性とそのまま自然に陣痛が起こることを待つリスクを天秤にかけて、計画分娩の方が危険性が少ないときに行っています。

自然な陣痛が経験できない

気分的な問題としては、自然な陣痛や出産が経験できないというものもあります。自然分娩の場合は赤ちゃんが産まれたくなったときに陣痛が起こりますが、計画分娩の場合は出産したい前日か当日に入院してバルーンで子宮口を広げ、陣痛誘発剤を投与して陣痛を起こす方法が一般的です。自然派の人は何だか味気ないと感じることが多いようです。
陣痛の痛みは人それぞれですが、自然な陣痛の方が痛かったという人もいれば、計画分娩のときの方が痛かったという人もいます。

帝王切開になることがある

計画分娩で帝王切開になる場合

陣痛誘発剤が効きすぎることは危険ですが、逆に陣痛誘発剤があまり効かないお母さんもいます。そういう場合は陣痛が起こらないので、緊急帝王切開で出産することになります。計画分娩からの緊急帝王切開はさんざん陣痛を誘発してからの帝王切開なので痛い思いを長時間させられた、と不満に思うお母さんが多いようです。

ただ、自然分娩でも緊急帝王切開に切り替えることはあります。自然分娩ではそうではないとは言いませんが、計画分娩の場合は施設も人員も充分に緊急帝王切開に備えていますから余裕を持って帝王切開に臨むことができます。

計画分娩をむやみに怖がらないで

計画分娩への意識

特に病院の指示で計画分娩になるときは自然な陣痛を待つよりも母子のリスクが少ないと判断されたときです。
出産は命がけの仕事です。自然なお産でも赤ちゃんやお母さんが危険になることは思った以上に頻度が高いのです。

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