後産とは出産後に胎盤を排出すること!後陣痛の違いとは
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後産とは出産後に胎盤を排出すること!後陣痛の違いとは

後産とは赤ちゃんを出産した後子宮から剥離した胎盤を外に出すことで、後産陣痛があります。後陣痛と混同されがちですが、後陣痛は出産を終えて子宮が元の状態に戻る際の収縮に伴う痛みなので基本的に違います。後産陣痛と後陣痛の違いについてご紹介します。

後産はいつ始まってどのくらい続くの?

後産はいつ始まってどのくらい続くの?

出産の際、赤ちゃんとお母さんを繋ぐ臍の緒をカットしますが、母体と臍の緒の一部はまだ子宮内に残っています。後産とは子宮から胎盤を剥離し体の外に排出をすることを言います。出産時と同じ様にいきんで子宮の外に出すので後産と呼ぶのです。

胎盤は自然に剥がれますが、排出にはいきむ必要があります。後産の為に子宮が収縮を繰り返す陣痛は赤ちゃんを産んですぐに始まるケースが多いのですが、稀に子宮の収縮を助けるための促進剤の投与が必要なケースもあります。出産に掛かる時間が長短様々なのに対し、後産は数分から数十分で終わり、痛みもほとんどありません。

後産に伴う病気やトラブル

後産に伴う病気やトラブル
後産で良く起こるトラブルの一つに、胎盤が自然に剥がれないことが挙げられます。

その場合の処置として、人の手で剥がす作業を行いますが、手を入れて引っ張り出す処置には危険を伴います。自然な剥離でも怪我をしたのと同じ様な状態なのに、無理に剥がすことで傷口が開き出血が止まらなくなることもあります。母体が重篤な状態に陥った場合、最悪のケースでは子宮摘出の手術をしなければなりません。

後産の際に体内に胎盤の一部、または全部が残留してしまったり、卵膜が残ってしまうことを胎盤遺残と言いますか、出血がそれほどでもない為発見が遅れることもあるため、出産後出血が止まらない場合や発熱が続く場合、産褥熱を疑って検査を受ける事が肝要です。胎盤の一部でも剥がれれば出血がありますが、全部が剥がれる事なく癒着している場合は出血がないため気づくのが遅れる可能性があります。

いずれの場合も放置すると感染症や出血多量により命に係わる危険があるため治療が必要となりますが、医師の熟練度に依るところが大きいため、実績のある専門医による治療が望まれます。

この様に、後産とは子宮残留物を出産する事で、それが完了して初めて出産が終了するのです。

良く間違われる後陣痛のメカニズムとは

良く間違われる後陣痛のメカニズムとは

後陣痛はこうじんつうと読みます。

出産を終えたにも関わらず、何故陣痛が起きるのか不思議に思われるかもしれませんが、出産前の状態に戻るために子宮が収縮する必要があるのです。赤ちゃんを出産した後の後産とは剥離した胎盤などを排出するための陣痛ですが、後陣痛は子宮の復旧が進んでいる証拠です。

後産で胎盤が剥離する際には出血があるので、子宮の収縮は止血の意味においても重要なのです。そのため痛みを伴うことが多いのですが、痛みの程度や期間は人によって異なります。最も多く聞かれるのが、生理痛の様な鈍痛ですが、稀に激痛に襲われるケースもあります。

後陣痛は子宮復古が完了すれば自然に収まる痛みです。そのため痛みを緩和する処置や治療をしないのが一般的です。痛みに気持ちを集中させず、リラックスして体を休める事が大切なのです。

帝王切開による出産の場合、後産については手術の一環ですが、後陣痛はあります。

複数出産経験のある方の多くは、普通分娩よりも帝王切開の方が後陣痛が激しいと言います。手術そのものは麻酔により痛みはありませんが、麻酔が切れてからの痛みは術後の痛みと後陣痛が同時に襲ってくるため、しばらくは静養が必要です。また、一般的に帝王切開による後陣痛は、初産よりも二人目以降の方が痛みが激しいと言われています。

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