低出生体重児のリスクは生後数年よりも将来の生活習慣病?!
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低出生体重児のリスクは生後数年よりも将来の生活習慣病?!

低出生体重児のリスクは将来的に生活習慣病になりやすくなることです。これは代謝異常などが関係していると言われています。しかし、そのようなリスクがあっても精製された炭水化物を制限し、野菜や果物などを食べることで生活習慣病を予防することができます。

低出生体重児のリスクはすぐに出ない?

低出生体重児のリスクはすぐに出ない?

出産したときの体重が2500グラム未満で生まれた場合の子どものことを低出生体重児と呼びます。

とくに体に障害や病気などがない場合でも体重が低いことはその後の生存能力に差がでることが多いために体重の少ない赤ちゃんはとくに注意して見ることが大切です。

しかし、日本では生後の環境が整っているために低出生体重児として生まれてもその後の生存能力は著しく低くなることはありません。そしてほとんどの赤ちゃんは就学年齢までには他の子と同じくらいに成長します。

そのため、低出生体重児であってもほとんど問題がないという意見がある一方で、低出生体重児の場合には出生後数年よりも、その後に生活習慣病になるリスクが高くなることを指摘する人もいます。

生活習慣病にはどんなものがあるのか?

生活習慣病にはどんなものがあるのか?

生活習慣病には喫煙、糖尿病、高血圧、メタボリック症候群、高コレステロール血症などがあります。とくに日本ではこれらの生活習慣に起因するがん、脳血管疾患、心臓病などが有名です。

この3つ疾病はそのまま三大死因と言われるほど多くの人がこれらのいずれかで亡くなっているのです。そして、これらの病気の原因として先に紹介した生活習慣病と肥満があります。

現在はこれらの生活習慣病は日頃の運動不足や偏った食事などが原因であるとされ、主に患者の自己管理能力が乏しいためという認識があります。

しかし、最近になって、同じ食事でも代謝特性や代謝異常などによって生活習慣病になりやすくなることがわかってきました。なかでも、出生児の体重によって代謝異常が現れやすいために低出生体重児の場合には将来、適切な生活習慣であっても生活習慣病になりやすくなることが指摘されています。

出産前にできるリスク回避の方法

赤ちゃんの代謝を正常に保つためには、妊娠中の食事が重要です。ビタミンやミネラル、とくに葉酸が不足した妊婦から生まれた子どもは成長してから肥満や生活習慣病になりやすいことがわかっています。

しかし、例え低出生体重児だったとしても妊婦がこれらの栄養素をきちんと摂取していることで代謝異常のリスクは軽減できることがわかっています。

出産後に気をつけたいこと

低出生体重児で生まれたとしても必ずしも生活習慣病になるわけではありません。栄養バランスや適度な運動などに気をつけることでこれらのリスクを回避することができます。

【1】適度な運動

生活習慣病には適度な運動がもっとも有効です

生活習慣病には適度な運動がもっとも有効です。全身をつかった有酸素運動だとその効果はもっとも高いと言われています。これは全身の筋肉を使うことで全身の血行がよくなり、毛細血管が発達することで生活習慣病を防ぐことができるからです。

【2】炭水化物の摂取の制限

炭水化物の摂取の制限

生活習慣病にならないためには食事の内容も重要です。とくに精製された炭水化物の量は健康な人の半分以下にすることが望ましいとされています。炭水化物の不足が心配な場合には野菜や果物の他、玄米などの精製されていない炭水化物を適量摂取しましょう。

【3】良質な脂質の摂取

良質な脂質の摂取

体重が増えすぎる場合には炭水化物を減らしてタンパク質や脂質を増やしたメニューも有効です。このとき、脂質はアーモンドや魚、オリーブオイルなどの良質なものから摂取することが大切です。

脂質はホルモンの材料に不可欠な栄養素で、不足すると不眠やうつの原因になったり、成長に影響することがあります。

【4】ビタミンやミネラルの摂取

ビタミンやミネラルの摂取

生活習慣病の予防には生野菜や果物などから十分なビタミンやミネラルを摂取することも有効です。肉1に対して野菜5以上であればなお理想的です。

野菜は生野菜だけでなく漬け物や炒め物、煮物など、調理を工夫して食べるようにしましょう。ただし、炭水化物の豊富なジャガイモやトウモロコシ、かぼちゃなどは野菜であっても少量に留めることが大切です。

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