とっても稀!被膜児とは卵膜に包まれたまま生まれてくる赤ちゃんのこと
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とっても稀!被膜児とは卵膜に包まれたまま生まれてくる赤ちゃんのこと

被膜児とは出産時に卵膜に包まれたまま生まれてくる新生児のことです。確率的には極めて稀でおよそ8万人に1人の割合と言われています。被膜児であることで問題となることはなく、むしろ母子双方の健康を考えるととても理想的な出産です。そのため、別名、幸帽児とも呼ばれています。

普通の新生児とは違う?被膜児とは?

普通の新生児とは違う?被膜児とは?

被膜児とは幸帽児とも呼ばれ、出産するときに卵膜で包まれたまま生まれてくる新生児のことです。

一般的に出産する前に妊婦の多くは破水という現象を経験しますが、これはお腹の中で卵膜が破れてその中に含まれる羊水が流れ出ているということです。しかし、被膜児の場合にはこの卵膜が破れることなく、卵膜に包まれたまま出産されます。

なぜあまり一般的に知られていないの?

あまり一般的ではないのはそのような出産が極めて少ないためです。統計的には8万人に1人と言われています。

しかし、一人で何人も被膜児を出産する女性もいるため、遺伝や体質との関わりも深いのではないかと考えられています。産科の医師であっても被膜児をまったく見ないで医師人生を終えるという人もいるほどとても稀なことだと言われています。

生まれたての被膜児の特徴

生まれたての被膜児の特徴
被膜児は卵膜に包まれて生まれてくるため、お腹の中にいる様子がよくわかるとも言われています。小さく半透明な膜の中で羊水に浸かっている姿はなんとも頼りなく、そしてとてもかわいい姿です。

水中に浮かんでいるため、呼吸ができなくて苦しいのではないかと思ってしまいますが、羊水に浸かっている赤ちゃんはとても安らかに水中に沈んでいる状態です。へその緒から栄養をもらってるため、水中にいても一切苦しいとは感じないからです。医学的には当たり前のことですが、それでも実際に卵膜に包まれたままの新生児をみると改めて生命の神秘を感じるのは、赤ちゃんの両親や家族だけでなく、立ち会った看護師や医師も同じだと言います。

被膜児の場合には出産した時の産声を聞くこともできないと言われています。それはぷかぷかと羊水に包まれて生まれるため、まだ呼吸を始めていないからです。

卵膜を破って呼吸させることで産声をあげる

被膜児の場合には卵膜を破いて、赤ちゃんを取り出し、呼吸するように促す必要があります。これまで羊水の中で安らかに過ごしてきた赤ちゃんにとって、その衝撃はとても大きいものに違いありません。

被膜児は問題?異常なの?

被膜児は問題ではなく、むしろ幸運なこととも言われています 被膜児はほとんど見られず、またあまり知られていないために、被膜児であることは何か問題があるのではないかと思う人もいます。しかし、被膜児であることは問題ではなく、むしろ幸運なこととも言われています。その理由は母子への負担が少なく、また感染リスクなども小さくなることが知られているからです。

被膜児では出産後の処理も簡単で衛生的

特に一般的な出産では、卵膜がお腹に残るためにそれらを綺麗に取り出すという処置が必要になりますが、被膜児の場合にはそのような残骸が腹部に残ることがないため、産後の回復が早くなります。また、卵膜などの出産の際の組織が腹部に残ると、それが原因で感染症などのリスクが高くなりますが、被膜児の場合にはこのリスクも低下します。

赤ちゃんも安全に産道を通ることができる

赤ちゃんの側でも、産道を通る時にへその緒が首にからまるなどの、出産時に健康を損ねるリスクが減るため、安全な出産を行うことができます。さらに被膜児の場合には母親が何かしらの感染症であったり、あるいは出産場所が多少不衛生な場所であっても、卵膜によって守られるため感染症のリスクなどが著しく低下します。
そのため、一般的な出産よりも安全性が高いと指摘する医師も少なくありません。

理想的な出産の被膜児だけど狙ってできない

そのようなメリットの多い被膜児の出産ですが、狙ってできるものではないと言われています。現在でもなぜ被膜児になるのか、ということがわかっておらず妊婦の遺伝的、体質的特徴として、卵膜が非常に丈夫であるために生まれるものと見られています。

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