帝王切開は何回までできるの?3回限界説は本当?
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帝王切開は何回までできるの?3回限界説は本当?

帝王切開で出産をするとほとんどの場合は次回以降の出産も帝王切開になります。きょうだいが欲しいお母さんが心配なのは帝王切開は何回までできるかということです。一般論として3回限界説が囁かれていますがそれは正しいのでしょうか。

一度帝王切開したら次以降の子は帝王切開なの?

帝王切開の制限

わが国では帝王切開での分娩がここ20年で増加し、5人に1人の赤ちゃんは帝王切開で産まれています。背景には初産年齢の高齢化や医療側の都合などが囁かれています。
一度帝王切開で出産すると次以降の出産は帝王切開になるケースがほとんどです。その理由は一度帝王切開で分娩するとその傷が子宮に残り、子宮破裂にいたるリスクが増えるためです。
子宮破裂は母子共に生命の危険がありますし、母体の子宮摘出や赤ちゃんに酸素が欠乏することによる脳症のリスクもあります。
これを避けるために多くの場合は帝王切開後の出産は帝王切開が選択されるのです。

帝王切開は何回までできるの?

帝王切開は何回までできるのか

次の子やその次の子を計画していたり、たくさん子供が欲しいお母さんは気になります。
「帝王切開は何回までできるの?」
帝王切開にははっきりとお答えできる回数制限はありません。しかし、10回帝王切開ができるかというと現実的には困難でしょう。

帝王切開が何回もできない理由

帝王切開をすると子宮に傷跡が残り子宮壁が薄くなったり癒着を起こすことがあります。帝王切開の回数を重ねることでサイコロを回すようにリスクが増えます。子宮が薄くなっていたり癒着があると次回の帝王切開が困難になったり、お母さんや赤ちゃんに後遺症を残すケースが増えてきます。

帝王切開の回数は3回までって本当!?

一般論としては、帝王切開の回数は3回までと囁かれています。帝王切開は3人までだと信じて4人目を泣く泣く諦めた方もいます。
しかし、帝王切開は3回までというのはその回数を限度とした人が多いというだけで真実ではありません。

大切なのはあなたの身体です!

帝王切開で大切なのは妊婦の身体

帝王切開は何回までできるのかはそれぞれの状況によります。予定帝王切開だったのか、緊急帝王切開だったのか、切り方や女性の年齢、子宮の薄さや癒着によって回数の限界は大きく変わってくるのです。
2回でも危険な状態になることもありますし、現在では子宮の癒着防止の技術が上がっているため、4回、5回と帝王切開で分娩できる人もいます。
次の子も欲しい場合は、主治医にその旨を伝えて手術の際に子宮壁の厚さなどを確認してもらいましょう。

次の子を希望しない場合は

子宮壁が非常に薄くなってしまうと次の出産はおろか、妊娠自体が危険なものとなってしまうこともあります。次の子を希望しない場合は、帝王切開の際に卵管結紮という不妊手術を一緒に受けることもできます。

帝王切開したけど次の子は経膣分娩で産みたい

VBACといって、帝王切開で分娩した後に経膣分娩で産むことのできる病院もあります。
しかし、帝王切開後の経膣分娩は子宮破裂のリスクが上がりますから、設備の整った大きな病院で条件を満たした妊婦さんしか受け入れていないのが現状です。

回数制限より大切なこと

帝王切開にあたって回数制限をそれほど気にする必要はありません。子宮の状態が悪くなければ一般的に欲しい人数の子供を産むことはできます。
また、経膣分娩であっても次の子を授かれないこともありますし、現在では経膣分娩でも5回、6回と産める人はあまりいません。
ただし、傷の状態や子宮壁の問題などがありますから、もっと子供が欲しい場合は希望を伝えておくと家族計画がスムーズになります。

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