分娩後におきる”後陣痛”って何?後陣痛が続く期間は?
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分娩後におきる”後陣痛”って何?後陣痛が続く期間は?

出産直前に起きる陣痛とは違いに分娩後に起こる陣痛”後陣痛”。出産直後から産褥期にかけて続く多くの女性が経験する現象です。そんな後陣痛の正しい知識や後陣痛が続く期間などを知ることは安心して出産を行うためにとても大切です。

分娩終了後にみられる陣痛“後陣痛”を知っていますか?

分娩終了後にみられる陣痛“後陣痛”を知っていますか?

妊娠というのは何度経験してもやはり人生の一大イベント!しかし時には予想もしないトラブルが起こってしまうことも少なくはありません。

後陣痛もその一つで出産後の予想もしなかった痛みや不快感に悩まされる人がたくさんいるのです。

多くの女性は陣痛と聞くと、分娩直前の赤ちゃんが生まれる直前に赤ちゃんを子宮から押し出すために起きる現象をイメージすると思います。しかし、実は陣痛は分娩直前に起きる陣痛以外に「後陣痛」という分娩後に起きる陣痛がありあります。

また後陣痛の痛みと思っていても痛みの種類や症状によっては後陣痛以外の異常が発生している場合もあります

安心して、妊娠時期や出産に臨むために知っておきたい「後陣痛」の知識についてお話ししたいと思います。

知っておきたい子宮の知識

知っておきたい子宮の知識

子宮は、妊娠をしていない平常時は全長7㎝ほどで卵のような形をした臓器です。重量も40~50g程度と軽く子宮壁の厚さは2㎜程度、容量も2mlと大きな臓器ではありません。

しかし、子宮の筋肉はとても柔軟で伸縮力に優れていて頑丈にできているため着床して妊娠が始まると胎児の成長に合わせてどんどんと大きくなります。

その大きさは、妊娠後期になると非妊娠時の約6倍ほどの40㎝以上、容量は2mlからなんと2000倍以上の4000ml~5000ml以上にも!

そして妊娠により平常時には考えられないぐらい大きくなってしまった子宮は、分娩後元の大きさに戻ろうと急激に収縮を始めます。

その時の収縮によっておこる痛みが“後陣痛”です。

後陣痛を知ろう!

後陣痛を知ろう!

妊娠によって大きくなってしまった子宮は、赤ちゃんや胎盤などの子宮内物が排出されると、物理的な子宮内物の減少やプロスタグランジン、オキシトシンなどの働きを受け急激に元に戻ろうと収縮を始めます。

これは、生理的な現象で妊娠後の子宮では必ず起こる事のなのですがその急激な伸縮に伴い疼痛を感じることがあります。これが分娩後におこる“後陣痛”です。

後陣痛は通常、産褥期から始まり急激な収縮が落ち着く数日間から1週間程度で軽減し消滅していきます。

後陣痛は子宮が正常に元に戻るための伸縮を始めているということで通常はよい傾向とされますが、人によっては耐えきれないほどの痛みを伴う場合も。

また、母乳を吸われることによってオキシトシンは多く分泌されるため授乳中に強い痛みを訴える人も多いようです。

後陣痛の診断

後陣痛の診断

基本的には、産婦の訴えによって後陣痛と診断されます。

後陣痛による痛みの強さは人によって異なりますが、一般的に経産婦ほど痛みを強く感じやすいとされています。後陣痛自体は産後の症状として異常ではないため、安静にして経過観察という場合も多いようです。

しかし、痛みが強く授乳や生活に支障が出る場合などは弱い鎮痛剤などが処方され痛みの緩和が行われますのであまり無理に我慢する必要はありません。

後陣痛が続く場合

後陣痛が続く場合

後陣痛が続く期間は初産だと産後2~3日、経産婦だと長引く傾向にあります。

しかし、どの場合でも産後1週間がたつころには強い痛みは治まり1か月程度で完全に痛みはなくなります。

1週間以上程度たっても痛みが続く、痛みが弱まらない、または強くなる場合などは注意が必要!

・虫垂炎
・産褥子宮付属器炎
・子宮筋腫が変性壊死を起こしている
・卵巣嚢腫の茎捻転

などの可能性も考えられます。

おかしいな・・・と感じたら早めに医師に相談しましょう。

ほかの原因も考えられます。

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