子宮復古不全の原因は産後の安静し過ぎ!?
167views

子宮復古不全の原因は産後の安静し過ぎ!?

子宮復古不全の原因はいくつかあります。安静が長すぎたり、胎児の大きさ、一度に2人以上を出産したり、羊水の量が多いことが主な原因です。出産後の1ヶ月から1ヶ月半の予防が何よりも重要なのです。主な兆候と治療法についてと、効果的な予防方法についてご紹介します。

主な子宮復古不全の一般的な兆候とは

子宮復古不全の主な兆候として挙げられるのが悪露と呼ばれる血液混じりの分泌物

長い妊娠期を終えてようやく出産しても、母体にはまだケアを必要です。

妊娠前の体に戻っていく期間を産じょく期と言いますが、うまく元に戻せないと弱った体が細菌に感染するなどして産褥熱が出たり、昔は死に至るほど重症化することもありました。これが世にいう「産後の肥立ちが悪い」という状態なのです。今は出産後1ヶ月に検診を受けますが、その時に問題が無ければ妊娠前の生活に戻ることができます。

子宮復古不全の主な兆候として挙げられるのが悪露と呼ばれる血液混じりの分泌物です。

出産直後は誰でも褐色の分泌物がありますが、子宮収縮が順調な場合、床上げまでには透明のおりもの状に変わっていきます。

もし1ヶ月を過ぎても血液混じりの分泌物が続いたり血の塊が出る場合、子宮復古不全の可能性がありますので医師に相談する必要があります。また、産褥熱が続いたり、痛みがある場合は直ぐに病院へ行きましょう。

子宮復古不全のメカニズム

子宮復古不全はさまざまな原因で発生する

Sleep / Vivian Chen [陳培雯] https://www.flickr.com/photos/vivarin/4903093094/

子宮が元の状態に戻らない原因は一つではありません。子宮内に胎盤が残ってしまうことが原因の一つです。

通常、臍の緒を切った後、自然に子宮の収縮がおこり胎盤が剥がれて体外に排出されます。これを「後産(あとざん)」と言いますが、自力でできない場合はオキシトシンなどで子宮収縮を促し排出させることがあります。或いはドクターが手で引っ張り出すこともあり、確実に体外に排出しなければならないものなのです。

それでも稀に子宮内に胎盤や卵膜が残ってしまうことはあり、そのため子宮内の傷が治りにくく出血が続いてしまうのです。治療は抗生剤の投与と残留物の排除になります。

他に考えられる原因として、出産後に妊娠前の生活に戻る「床上げ」までの安静期が長い事が挙げられます。子宮の収縮が遅れてしまうため、床上げの時期の見極めとそれまでの過ごし方が重要です。

子宮復古不全の効果的な予防方法

便秘にならない様に尿意や便意を感じたらすぐに排泄することも重要

子宮復古不全は、赤ちゃんがおっぱいを吸うことでオキシトシンが分泌されるため、自然に子宮の収縮が促されます。

また、産後少しずつ運動をすることで予防する事が可能です。最初はゆっくり足首を動かす程度の運動で、医師と相談しながら無理なく行います。また、便秘にならない様に尿意や便意を感じたらすぐに排泄することも重要です。

出産直後からあまり身体を動かしすぎては逆効果です。最初は高齢者の運動程度で十分で、毎日少しずつ運動量を増やしていきます。大切なのはリラックスしながら体をほぐすことで、疲労感を感じたらすぐに止める事が肝要です。

オキシトシンというホルモンの働き

人との触れあいがオキシトシンの分泌を促す

前述の通り、産後の子宮収縮にはオキシトシンというホルモンの分泌が必要です。ホルモンの分泌がなんらかの理由で妨げられると子宮復古不全の原因となるだけでなく、母乳も出なくなるため、出産と子育てには欠かせないホルモンなのです。

オキシトシンにはほかにも重要な役割があります。それはストレスを緩和する役割です。

逆にいうならば、オキシトシンの分泌が上手くいかないと精神的に不安定になり、疲労感が募ります。オキシトシンを増やすために効果があるのが、授乳以外にはマッサージなどで人に触れてもらうことです。人との触れあいがオキシトシンの分泌を促すので、孤独にならない様、できるだけ人と関わる生活が望ましいのです。

PR