子宮復古不全の治療について!産後1ヶ月経っても悪露が続く場合は注意!
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子宮復古不全の治療について!産後1ヶ月経っても悪露が続く場合は注意!

子宮復古不全の治療についてまとめています。子宮復古不全とは、産後に子宮が元の状態に戻らないことを指します。この場合、治療をしなければ感染症を引き起こすこともあります。産後は体の変化をよく観察し、子宮復古不全の場合にはしっかりと治療を受けることが大切です。

子宮復古不全とは?

子宮が元に戻るまでにかかる期間

子宮が元に戻るまでにかかる期間

妊娠すると、赤ちゃんの成長と共に子宮も大きくなります。元々妊娠前の子宮の大きさは鶏の卵くらいと言われていますが、出産間近になると子宮の重さは約20倍にもなります。容積を比べてみると、なんと妊娠前の2000倍から2500倍も増えているのです。妊娠期間10ヶ月を経て、子宮はとても大きくなります。

このように10ヶ月かけて大きくなった子宮は、出産後に元の状態に戻ります。

産後に子宮が妊娠前の状態に戻ることを子宮復古と呼びます。一般的に、子宮復古にかかる期間は6週間から8週間程度と言われています。このような子宮復古の目安となるのが、悪露です。悪露は産後1ヶ月程度続きますが、徐々におりもののように変化していきます。このような悪露の変化は、子宮が元の状態に戻ろうとしている証拠なのです。

しかし、中には子宮の戻りが悪く、産後1ヶ月経っても子宮復古しないこともあります。このような状態を子宮復古不全と呼びます。では、子宮復古不全はどんなことが原因で起こるのでしょうか?

子宮復古不全の原因

子宮復古の原因は1つではありません。

出産時は赤ちゃんだけでなく胎盤も体外に排出されます。しかし、この時に子宮内に胎盤や卵膜が残ることによって子宮の戻りが悪くなってしまいます。また、子宮の収縮を促進するオキシトシンと呼ばれるホルモンがうまく分泌されないことによって子宮復古不全になることも考えられます。

子宮復古の原因は1つではありません。

Labor / Nick and Dana Blizzard https://www.flickr.com/photos/blizzardfx/6970933408/

子宮復古不全の原因には、分娩時の状態も大きく関係しています。微弱陣痛や難産、早期産、帝王切開による分娩は子宮の筋肉に疲労が溜まってしまいます。この疲労が原因で子宮復古不全になると考えられています。また、分娩時の大量出血、双子など多胎妊娠、羊水過多も子宮復古不全の原因として挙げられます。

子宮復古不全の症状と治療法

子宮復古不全の症状とは?

子宮復古不全の自覚症状として最も分かりやすいのが、悪露です。前述したように、悪露は産後1ヶ月程度続きます。

産後すぐは鮮血で量も多いのですが、1ヶ月かけて量は減っていきます。悪露の色も、どんどん薄くなっていきます。しかし、子宮復古不全の場合は産後1ヶ月経っても悪露の量が多いことが特徴です。時にはレバーのような血の塊が悪露に混ざることもあります。このように悪露の状態が改善しない場合は子宮復古不全の可能性が高いと言えるでしょう。

子宮復古不全の症状として、子宮の異常が挙げられます。具体的には、子宮が大きくて軟らかい、子宮底が高いなどです。子宮復古不全は細菌感染しやすく、万が一感染した場合には発熱や痛みといった症状も表れます。

子宮復古不全の治療

子宮復古不全の治療

子宮復古不全の治療として効果的なのが、赤ちゃんへの授乳です。授乳は赤ちゃへの栄養補給が大きな目的ですが、それ以外にも子宮を収縮させる効果もあります。そのため、子宮を元の状態に戻すためにも授乳は必要なことと言えるでしょう。他にも、排便や排尿をしっかりと行い、適度に体を動かすことで子宮の収縮が促進されます。

子宮内に胎盤や卵膜が残っている場合は、手術によって取り出します。また、子宮を収縮する効果のある子宮収縮剤を1週間から2週間程度投与します。前述したように子宮復古不全は細菌感染しやすいため、抗生物質を投与することで感染症を予防することもあります。産後1ヶ月経過し、子宮復古不全が疑われる場合には必ず医師の診察を受けて正しい治療をしましょう。

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