流産のひとつである稽留流産の原因と稽留流産が多い時期に気をつけたいこととは?
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流産のひとつである稽留流産の原因と稽留流産が多い時期に気をつけたいこととは?

稽留流産が多い時期、というのがあります。その時期を超えれば、少しずつ流産のリスクは減少していきます。初期の流産は胎児側に原因があることがほとんどだと言われていますが、それでも稽留流産にならないために何かできることはないのでしょうか?

稽留(けいりゅう)流産とは?

稽留流産の原因と多い時期

まず、流産について。流産とは妊娠22週までに赤ちゃんが亡くなってしまうことをいいます。しかし、実際には妊娠12週までの妊娠初期に起こる流産が非常に多いです。なんと流産全体の中でも8割が妊娠初期に起こっていると言われています。

流産は起こる時期によって名称が違います。そのひとつが今回取り上げている稽留流産です。稽留流産が多い磁気は妊娠6~7週だと言われています。

稽留流産は、赤ちゃんがお腹の中で既に亡くなってしまっているにも関わらず、お母さんのお腹の中にとどまっている状態のことをいいます。「繋留流産」と書くこともあります。

稽留流産はどうして起こるの?

原因のほとんどが胎児側の異常

稽留流産のような初期の流産は染色体異常など原因が胎児側にあることがほとんどです。

流産してしまうと、お母さんは必要以上に自分自身を責めてしまうことが多いです。しかし、妊娠初期の流産はいわゆる「自然淘汰」とも言われていて、赤ちゃん自身に育つだけの力がなかったと言われています。決して気にしすぎず、次の妊娠に向けて気持ちを切り替えることが大切です。

稽留流産に見られる症状は?

稽留流産には自覚症状が見られないのが特徴です。

進行流産であれば、出血や痛みなどといったはっきりとした症状が出ますが、そういったものが稽留流産には見られません。

検診の際のエコーなどで発見される

稽留流産に見られる症状
妊娠が確定した後の検診で胎児が確認されなかったり、心拍が確認できない、あるいは確認できていた心拍がみられなくなったりすることで稽留流産と診断を受けるケースが多いです。

稽留流産といわれたらどうなるの?

稽留流産であることが確定したら、お腹の中の赤ちゃんや胎盤などの組織を取り除く処置を行うか自然流産を待つか、どちらかを選択することになります。

子宮内での感染症を防ぐためにはなるべく早めに処置を行うのが望ましいと考えられています。また、自然流産の場合には大量の出血が伴うことが予想されるので、そういった面からも処置を行う方が良いと考えられています。

ただし、稀に確認できなくなっていた心拍がしばらくしてまた確認できるようになった、というケースもあるので稽留流産の可能性があってもすぐに処置をせず1週間ほどおいてから処置を行うことが多いです。

心の整理をするための1週間でもある

稽留流産発見後の処置

それまで成長していたはずの赤ちゃんがある日突然亡くなっていると告げられることはとてもショックなことです。妊婦さんの中にはその現実をすぐには受け入れることができない人もいるほどです。稽留流産の診断後、処置までに時間を置くことがあるのは赤ちゃんの心拍が再び確認できるかもしれない可能性を確認するだけではなく、お母さんが現実を受け入れるための心の準備をするための時間でもあるのです。

ありがたいことに私はふたりの娘を大きな問題もなく出産することができました。しかし、もしもどちらかでも稽留流産の診断を受けていたら・・・と思うとたまらない気持ちになってしまいます。

稽留流産を予防することはできるの?

基本的に妊娠初期の流産である稽留流産を予防するのは難しいと考えておきましょう。その理由は最初にも触れましたが、染色体異常など胎児自身が育つことができる力がなかったケースがほとんどだからです。しかし、母体側が原因となってしまう可能性を減らすための努力はできます。稽留流産が多い時期に以下のことに注意しておくことがもしかしたらリスクを減らすことができるかもしれません。

軽い運動を心がけること

稽留流産の予防

体の負担となってしまうような運動はNGですが、軽いウォーキングやちょっとした家事など無理のない範囲の適度な運動は赤ちゃんを育てる体作りには効果的とされています。

体を冷やさないようにする

妊婦さんにとって冷えは大敵です。体を冷やさないように日頃から心がけるようにしましょう。

やってきた赤ちゃんが、無事育つことができるようにお母さんは赤ちゃんが少しでも順調に育つことができる体作りをするように心がけましょう。

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