危険度別妊娠中の出血原因~母子共に危険なものから無事に出産できるものまで
1,373views

危険度別妊娠中の出血原因~母子共に危険なものから無事に出産できるものまで

妊娠中の性器からの出血の正しい対応方法をお伝えします。仕事中だからと我慢して放置はNG?でもシャワーして産婦人科に駆け込むのもNGというのはどうして?また、妊娠中の出血原因を危険度別にまとめました。 赤ちゃんばかりか母体まで危険な出血もあれば無事に元気な赤ちゃんを産める出血もあるのです。

慌てないで!妊娠中の出血

危険度別妊娠中の出血

妊娠中に出血があると、特に初めての妊娠の場合たいていのお母さんはびっくりしてしまいます。赤ちゃんに何かあったのではないかとパニックになる方も少なくありません。
でも、まず落ち着いてください。妊娠中に出血することは、赤ちゃんが順調に育っていても珍しいことではないのです。
妊娠初期には3人に1人のお母さんは出血すると言われていますし、臨月には「おしるし」といって4人に1人のお母さんは出血を経験します。

出血していてもまずは落ち着いて一呼吸してから対応しましょう。慌てて救急車を呼んでしまったり、急にシャワーを浴びて産婦人科へ行くことはおすすめできません。特に慌てて性器を洗ってしまうお母さんは多いのですが、これは大変危険なこともありますから絶対にやめてください。

我慢しないで!妊娠中の出血

かといって、仕事中や外出先などで出血などに気がついてつい我慢してそのまま放っておくことも禁物です。
妊娠中の出血原因がお母さんや赤ちゃんに危険が迫っている信号であることも少なくないからです。妊娠中の出血は自己判断せず、担当医や助産師の指示に従って対応するようにしましょう。

出血量が月経以上の量ならすぐに病院へ、それ以下の場合は早めの受診や電話での問い合わせで対応しましょう。

危険度高!妊娠初期のこんな出血

危険度別妊娠中の出血初期症状の危険な出血

妊娠中の出血原因で一番怖いのは、子宮外妊娠や胞状奇胎という異常な妊娠によるものです。子宮外妊娠とは受精卵が子宮以外の場所に着床してしまったもの、胞状奇胎は受精卵が精子の遺伝子のみになってしまう染色体異常です。
どちらも残念ながら受精卵が成長して出産に至ることはありません。そればかりでなく、母体に大きなダメージを及ぼし、最悪死の危険性すらあります。
症状としては妊娠初期の出血などがありますが、最近はエコー診断が発達していて、早めに妊娠に気づききちんと妊婦健診を受けていればまず発見が遅れることはありません。

赤ちゃんは大丈夫?流産、早産、切迫

出血してお母さんがまず気になるのは流産や早産の可能性です。妊娠中の出血原因でもトップクラスの頻度に当たるのが切迫流産や流産、切迫早産、早産です。
まず、流産と早産の違いは妊娠週数です。妊娠22週までに分娩してしまうことを流産、23週から正産期以前に分娩することを早産といいます。残念ながら流産では赤ちゃんは既に亡くなっているか、産まれても助からないケースが大半です。
「切迫」という言葉がついている切迫流産、切迫早産は流産や早産が差し迫っているという意味でまだ流産も早産も始まっていません。特に切迫流産の場合は診断された赤ちゃんの過半数以上が無事に産まれてきます。

とはいえ、流産や早産の場合は一刻も早い処置が、切迫の場合は適切な対応が必要です。出血に気がついたらすぐに専門家の指示を仰ぎましょう。
特に、常位胎盤早期剥離といって赤ちゃんがまだお腹にいるのに胎盤がはがれてきてしまう場合は緊急帝王切開が必要になることもあります。

妊娠後期は即受診!問題のない出血

危険度別妊娠中の出血妊娠後期の出血

妊娠中の出血原因で多いのは特に問題のない生理的な出血です。
特に妊娠初期は着床や胎盤ができる過程で多くのお母さんが性器からの出血を経験します。膣が炎症を起こしている場合もあります。この場合は産婦人科医や助産師の指示の元に様子を見ていれば問題はありません。
妊娠後期には出産の前触れとして出血が起こることがあります。自然な出血ではあるのですが、お産が近くなっていて破水の危険性もあるので、妊娠後期は少しでも出血したらすぐに連絡をしましょう。

PR