子宮頸管無力症とは?妊娠中期以降に注意が必要な病気
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子宮頸管無力症とは?妊娠中期以降に注意が必要な病気

子宮頸管無力症は、切迫流産や切迫早産の原因となります。子宮頸管無力症の原因や症状、治療法についてまとめました。子宮頸管無力症は進行すると赤ちゃんの命に関わりますので、早めの対処が重要になります。現在妊娠している方や、これから妊娠を希望している方は子宮頸管無力症について知っておきましょう。

子宮頸管無力症について

妊娠中期以降に起こりやすい子宮頸管無力症

子宮頸管は産道とも呼ばれ、赤ちゃんが産まれてくる際に通り道になる部分です。長さは4cm程度です。妊娠中は子宮頸管が閉じており、出産時に子宮の収縮によって開きます。

閉じているはずの子宮頸管が妊娠中期以降に開いてしまうことを指します

pregnant profile III / mahalie https://www.flickr.com/photos/mahalie/154017705/

子宮頸管無力症とは、通常であれば閉じているはずの子宮頸管が妊娠中期以降に開いてしまうことを指します。

出産時と違って陣痛を感じることもありませんので、子宮頸管が開いていることに気が付かない妊婦さんも少なくありません。妊娠22週未満に子宮頸管無力症になった場合は切迫流産、妊娠22週から妊娠37週未満に子宮頸管無力症になった場合は切迫早産の原因となります。

ただし、早めに対処することで子宮頸管無力症でも妊娠を継続することは可能です。

子宮頸管無力症の原因として挙げられるのが、体質です。もともと子宮頸管の筋組織が弱い場合に起こりやすくなります。また、過去に子宮頸管の手術を受けている場合にも子宮頸管無力症になりやすいと言われています。子宮頸管無力症は再発しやすいため、1度目の妊娠で子宮頸管無力症になった人は2度目、3度目の妊娠時も注意しなければなりません。

子宮頸管無力症と診断されたら?

子宮頸管無力症は切迫流産や切迫早産の原因となります

cynthea y kabeer jr / teresawer https://www.flickr.com/photos/teresawer/2176902075/

前述した通り、子宮頸管無力症は切迫流産や切迫早産の原因となります。

そのため、妊娠を継続するために早い段階で治療を受ける必要があります。治療にはいくつか方法がありますが、大前提とも言えるのが安静です。医師から安静にするよう言われた場合、基本的にトイレ以外はベッドで横になって過ごすことが望ましいでしょう。食事の準備や掃除、洗濯は家族にお願いし、なるべく動かないように心がけて下さい。

病院で行われる子宮頸管無力症の治療として、子宮頸管縫縮術と子宮収縮抑制剤が挙げられます。子宮頸管縫縮術には膣壁を切開して糸で縛るシロッカー法と、膣壁を切開せずに糸で縛るマクドナルド法があります。現在ではマクドナルド法が多く行われていますが、どちらの方法を行うかは状態によって異なります。

子宮収縮抑制剤は、いわゆる張り止めの薬です。その名の通り子宮の収縮を抑制する効果があります。妊娠16週以降はウテメリンという薬が処方されますが、動悸や頻脈、吐き気などの副作用もあります。そのため、必ず医師の指示に従って正しく服用しなければなりません。

子宮頸管無力症を予防するためには

子宮頸管無力症は自覚症状がないため、予防が難しい

at obstetrics and gynecology / seapachi https://www.flickr.com/photos/66621440@N08/8854781090/

子宮頸管無力症は自覚症状がないため、予防が難しいと言われています。

自覚症状が表れた時にはすでに症状が進行している場合も少なくありません。しかし、定期的に妊婦健診を受けることで子宮頸管無力症を早い段階で見つけることができます。そのため、妊娠中は必ず定期的に妊婦健診を受けましょう。また、子宮頸管無力症に関する知識を頭に入れておくことで、いざという時に冷静に対処することができます。

また、以前の妊娠で子宮頸管無力症になったことがある方は、妊娠したら子宮頸管無力症の対処法を行うことが多いようです。

この場合、妊娠14週から16週頃に子宮頸管縫縮術を受けます。これによって妊娠を継続することができ、無事に赤ちゃんを出産できる確率が上がります。このように、子宮頸管無力症だからと言って必ずしも妊娠を継続できない訳ではありません。そのため、子宮頸管無力症を恐れて2人目、3人目の妊娠を諦める必要は無いのです。

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