不全流産の症状・原因・治療法 完全流産と不全流産の違いは?
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不全流産の症状・原因・治療法 完全流産と不全流産の違いは?

流産には、稽留流産、進行流産、不全流産、完全流産の4つの種類があります。これらの流産は進行度合いと状態によって分類されています。完全流産と不全流産の違いや、不全流産の症状・原因・治療法などを詳しくご紹介しましょう。

進行と状態によって分けられる流産の種類

流産は、流産の進行具合と状態によって4つに分類されます。ここでは、流産の種類や、特に不全流産の症状や原因・治療法・手術後のことについて詳しくご紹介します。

流産の種類

進行と状態によって分けられる流産の種類

【稽留流産】

稽留流産は、赤ちゃんが死んだ後、子宮に居続けている流産のことを言います。自覚症状はまったくなく、超音波検査で心拍数がないことなどから稽留流産をしていることが分かります。

【進行流産】

子宮口が開いて、赤ちゃんと子宮内物質が出ている状態の流産です。流産の進行を止めることはできません。

【不全流産】

進行流産が進んでおり、赤ちゃんと子宮内物質がほとんど外に出ている状態なのですが、一部が子宮内に留まっており、出血が続いている状態の流産です。

【完全流産】

赤ちゃんと子宮内物質がすべて外に出ている流産のことです。出血をしている場合も、しばらくすると止まります。

不全流産の症状

不全流産の症状

不全流産になると、下腹部に強い痛みを感じ、大量の出血を伴います。下腹部の痛みは、陣痛のような痛みが長く続くようになります。陣痛は一定の期間痛みがあった後に、痛みが弱まる期間もあります。不全流産も、陣痛と同じように、強い痛みと弱い痛みを繰り返すことが多いです。

不全流産になると、子宮頸管が開いているため、そこを通して大量に出血をします。出血後に赤ちゃんと子宮内物質の一部が出てきます。不全流産は子宮内物質がすべて出てしまっていないため、出血がずっと続いてしまいます。途中まで不全流産だとしても、内容物がすべて出てしまえば完全流産となり、手術をする必要はありません。

不全流産の原因

不全流産の原因

不全流産になるのは、おなかの赤ちゃんの染色体異常によるものと考えられているため、お母さんが何かをしてしまったからではありません。流産のほとんどは、妊娠初期のころに起こり、流産を食い止めることが難しいのが現状です。染色体に異常がある受精卵は、着床をすることが稀なのですが、半数は着床をします。ただ、着床したとしても、うまく育つことができずに流産をしてしまいます。

流産をする時期が妊娠後期の場合は、染色体異常が考えられにくく、母体側の原因である可能性もあります。ただ、流産は原因がはっきりとしないことが多いため、1度の流産であれば、何も検査をせずに次の妊娠を考えるように医師が話をすることが多いようです。

不全流産の治療法

不全流産の治療法

不全流産は、子宮内の物質がすべて外へ出ているわけではないため、手術が必要となるケースがあります。子宮内に残っている物質を出すときに、痛みを感じる方もいらっしゃいます。不全流産の手術は、全身麻酔で行う病院が多く、一部の病院では部分麻酔で行います。手術は15分程度で終わり、手術が終わるとともに、下腹部痛と出血が徐々におさまっていきます。

不全流産の術後

不全流産の術後

不全流産で手術をしたあとは、1週間程度体をゆっくりと休めることが大切です。次の妊娠を考えるときは、特にしっかりとお休みをとって、子宮を回復させることが必要です。

不全流産の手術が終わると、一か月後には生理がきますが、子宮内膜の回復のことを考えると、数か月は安静にしておいた方が良いでしょう。手術後半年程度経過してから、次の赤ちゃんのことを考えるようにしましょう。

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