稽留流産の原因は、今は胎児の先天的な要因だけじゃないかも?!
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稽留流産の原因は、今は胎児の先天的な要因だけじゃないかも?!

妊娠6~7週目に診断される事の多い稽留流産の原因は、他の妊娠初期の流産と同様に胎児の染色体異常や受精卵の問題がほとんどとされてきましたが、近年増え続ける稽留流産の実態から、母体が関係する可能性も出てきています。

稽留流産って聞いたことある?

雅子様でも話題に

流産にもいくつか種類がありますが、稽留流産って聞いたことがありますか?実は、以前皇太子妃雅子様が稽留流産で残念な結果を体験されています。その時にも取り上げられましたが、稽留流産の原因として 雅子様のスケジュールや行動などに一部マスコミから批判が出たようですが、稽留流産の原因が胎児にある事は一般的な考えなんです。

稽留流産の原因

稽留流産とは?

お腹の中の赤ちゃんが亡くなってしまっているのに、そのまま子宮内とどまっている事を稽留(けいりゅう)流産といいます。妊娠6~7週に診断される事が多く、お腹の痛みや出血もないので、医師の診断によって確認されます。妊娠6~7週といえば、妊娠検査薬で陽性になり、妊娠したかも、と思うベビ待ちママたちにとっては一番心躍る期間。しかし、病院で、胎児が確認できなかったり、胎児が確認できても心音が確認できない、そしてつらいことに、一度は心音が確認できたのに、次の8週、9週の検診では確認できずに、稽留流産と診断されてしまう事もあるのです。稽留流産していてもつわりがあったり、基礎体温も高いままだったりするので、「順調ですよ」という言葉を期待している妊婦さんにとっては、かなりショックですね。

稽留流産はよくあること?

妊娠全体の中で流産は10から15%といわれており、妊娠12週までの妊娠初期の流産はそのうち約80%。さらに稽留流産は5回に1度程度の確率と言われています。年代別にみると、20代で10~20%、40代で30%です。他の妊娠トラブルと同様に年齢が上がると確率も上がります。

稽留流産の原因は?

一般的なイメージとして流産の原因は、母体が無理をしたからなど母親の不注意だという見方が多く、前述の雅子様の場合も心ない憶測が飛んだものです。しかし妊娠初期の流産は、胎児側の先天的な問題、つまり染色体異常や受精卵の問題で、母体に負担をかけないために流産される、と考えられます。妊娠超初期の薬の服用が胎児に影響を与えないのと同様に、決して母体が無理をしたせいや飲酒をしたせいではありませんので、安心してください。

切迫流産との違いは?

良く聞く切迫流産は、妊娠22週までに、赤ちゃんが子宮の外に出てきてしまったり、成長が止まってしまうことで、多くの場合、母体が安静にしていれば、流産に至らず、無事に出産できる場合が多いです。ですから、同じ「流産」という言葉がついていますが、切迫流産は防げるものが多く、稽留流産は防げないものなんです。

稽留流産と切迫流産の違い

そうは言ってもできれば防ぎたい稽留流産

これまでお話ししたように、稽留流産は胎児の問題なので、防ぎようがないのですが、最近では、増え続ける稽留流産の原因として、一つの可能性が考えられるようになってきました。それは、母体の血行不良による胎盤の弱体化です。

適度な運動が効果的?

近年は妊婦の高齢化や少子化に伴い、妊娠したかも、と思ったとたんに極度に安静にし過ぎる傾向があるようです。しかしその結果、血行不良や代謝の低下を招き、胎盤が正常に形成されない場合があるようなのです。胎盤は胎児にとっては、栄養や血液を供給する命綱。この胎盤が正常に形成されずに機能を果たさないと、胎児はしっかり育ちません。適度な運動や家事をこなすなど、体を動かすと冷えも防げて、体にとってもいい事づくしです。

稽留流産をしないために妊娠前から予防する

妊娠前からも子宮機能を高めよう

妊活をしている方には当然の事かもしれませんが、女性の体調を整える事は妊娠への近道。またそれは子宮の機能を高めて、稽留流産の可能性を低くする事にもつながると考えられるようになりました。女性の社会進出や不景気も重なって、何かとストレスが多く、精神的にも体力的にも大変ですが、適度な運動、規則正しい生活、ストレス発散を心がけて、かわいい赤ちゃんを授かりたいですね。

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