安定期はいつまで?妊娠中期まで説・臨月まで説・産前6週間前まで説
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安定期はいつまで?妊娠中期まで説・臨月まで説・産前6週間前まで説

安定期は妊娠5ヶ月目からといわれますが、それでは安定期はいつまでなのでしょうか。一般的な考え方は妊娠7ヶ月目までと言われていますがいろいろな考え方があります。妊娠後期の母子それぞれの危険性やリスクを考慮して妊娠安定期を検証してみました。

妊娠に安定期はないって本当?

妊娠の安定期

「妊娠の安定期」という言葉をよく聞かれます。つわりや不安を持つ妊娠初期のプレママは安定期を心待ちにしていることでしょう。

しかし、妊娠に安定期はないというのが医学的な常識です。
妊娠は初期、中期、後期、臨月に渡って母子それぞれに危険性をはらんでいます。ママも赤ちゃんも命がけで新しい生命を育んでいるのです。

一般的に言われる安定期とは

俗に言う安定期はおよそ、妊娠5ヶ月目(16週)~7ヶ月目(27週)の妊娠中期を指すことが多いです。

安定期はいつから?

安定期はいつから

妊娠初期は赤ちゃんも小さく胎盤も未完成で流産の危険も大きい時期です。ママの方もつわりで体調を崩すこともあります。
流産の9割は妊娠12週目までに起こります。
胎盤の完成は個人差がありますがおよそ妊娠15週目です。
つわりの終わりはもっと個人差の大きいものですが、だいたい10週目から16週目くらいです。

ですから、そういう意味で少し安心できる安定期の始まりは妊娠16週目と言われているのです。安産祈願や帯祝いを妊娠5ヶ月目の戌の日にする風習は長い経験に基づいた知恵と根拠があるのです。

安定期はいつまで?

安定期はいつまでというのはあまり言及がなく気になるものです。
まず、妊娠10ヶ月(36週)以降は正産期、または臨月と言われ、赤ちゃんがいつ産まれてもおかしくない時期です。正産期になると急に出産が始まってしまうおそれがありますから、この時期を安定期と考える人はいません。
妊娠後期(妊娠28週~)には、母体の方は妊娠高血圧症候群のリスクが高くなります。妊娠高血圧症候群とは、妊娠に伴って高血圧や蛋白尿、むくみが起こる病気です。

また、貧血のある方は症状が厳しくなりますし、命にもかかわる妊婦の脳血管疾患も後期に起こりやすいリスクです。
妊娠後期の赤ちゃん側のリスクは、前期破水や胎盤早期剥離です。前期破水とは陣痛前に羊水が出てしまうことで、そのまま早産になることもありますし、管理しながら妊娠を継続することもあります。胎盤早期剥離は出産前に胎盤がはがれてきてしまうもので、緊急帝王切開になったり赤ちゃんが亡くなったり障がいを残してしまうことがあります。時に母体にも危険が及びます。

ですから、安定期は妊娠後期がはじまる(妊娠27週)までとしていることが多いのです。
なお、産前休暇は出産予定日6週間前(およそ妊娠34週から)とされておりここまでを安定期と考える人もいます。

妊娠の安定期は人それぞれ

最初に述べたように医学的には妊娠に安定期はありません。妊娠中期であっても流産や早産、母体の病気のリスクはあります。

妊婦の安定期は人それぞれ

しかも妊娠は個人個人で経過が異なります。
例えばハイリスク妊娠や初期に切迫流産と診断された方等は妊娠全期に渡って安定期などありません。
逆に出産前日までハードに仕事をしていて無事に出産したママも少なくありません。アメリカなどは産前産後休暇がほとんどないそうです。ただしアメリカは妊産婦死亡率も新生児死亡率も先進国としてはとても高いので必ずしも見習うべきではありません。

また、一口に安定期といっても人によって、やりなれたスポーツなら良いけど海外旅行はやめておきなさいとか、その逆であったりやってよいこと、避けたほうがいいことも異なります。

ママ友や芸能人ママなどほかのママや、育児書やネットの一般論をご自分にそのまま当てはめるのは避け、医師や助産師等と相談の上、自分自身の安定期を見極めて行動しましょう。

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