妊娠中のくしゃみ、鼻水鼻づまり…辛い妊娠性鼻炎とは
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妊娠中のくしゃみ、鼻水鼻づまり…辛い妊娠性鼻炎とは

妊娠性鼻炎とは妊娠に伴う鼻症状を指します。妊娠中のくしゃみ、鼻水、鼻づまりは体調の崩れやすい妊娠期間を更に憂鬱にします。妊娠性鼻炎の2つの種類と起こる原因、妊娠中でも可能な治療法や対策をまとめました。

妊娠中の鼻炎には2種類あります

妊娠中の鼻炎には2種類あります

妊娠性鼻炎とは、妊娠中に起こるつらい鼻症状で、出産後に消失するものを指します。

妊娠性鼻炎には2種類あり、ひとつは妊娠後期から分娩にかけて起こる鼻炎です。もうひとつは妊娠2ヶ月頃からはじまる鼻炎です。

妊娠性鼻炎の原因

妊娠性鼻炎の原因は明らかになっていませんが、女性ホルモンの影響で鼻粘膜がうっ血しやすくなるためという説が有力です。

妊娠初期からの妊娠性鼻炎は、元々アレルギー体質の妊婦さんに起こりやすい症状です。敏感になった鼻粘膜が花粉やほこりなどに反応してくしゃみや鼻づまり、鼻水を引き起こします。妊娠がきっかけで花粉症やアレルギー性鼻炎が発症する人もいます。

妊娠後期からの妊娠性鼻炎もメカニズムは同じだと考えられますが、こちらは産後消失して後に引きずることはありません。

妊娠性鼻炎の治療法

妊娠性鼻炎の治療法

妊娠性鼻炎だからといって普通のアレルギー性鼻炎と基本的に治療法は変わりません。しかし、問題があります。

普段の鼻炎でよく使われる、経口ステロイド薬や、抗ヒスタミン剤の多くは妊娠中の使用はすすめられません。経口ステロイド薬は胎児に影響がある可能性があると言う報告がされています。抗ヒスタミン剤の一部は妊娠初期に使うと催奇性があるのではないかといわれています。どうしても服用の有益性が上回りそうな場合に妊娠初期を除いて慎重に投与されます。

ステロイド点鼻薬については、経口ステロイド薬より胎児への影響は小さいと考えられます。

鼻洗浄

生理食塩水による鼻洗浄には副作用はなく、妊娠性鼻炎にもよく用いられます。病院でもしてくれますし、市販の鼻洗浄器や洗浄液もあります。

気をつけなくてはいけないのは鼻洗浄のつもりで市販の鼻スプレーを購入するときです。薬効のない、生理食塩水による鼻洗浄液もありますが、ステロイドの入った鼻スプレーも売られています。パッケージを良く見たり、薬剤師に相談して心配のない商品を選びましょう。

温熱療法

温熱療法

鼻を温める温熱療法も一切副作用がなく、妊娠中にお勧めです。特に鼻づまりによく効きます。

病院では鼻から温かい水蒸気を吸入します。家庭用の器具もあります。器具がない場合は蒸しタオルで鼻を温めるのがお勧めです。

鼻孔拡張テープ

鼻の上から貼って鼻の穴を広げる鼻孔拡張テープにも副作用はありません。就寝時に貼ることをお勧めします。妊娠中はいびきをかきやすかったり、寝ているときに息苦しくなることもありますので、その対策にもなります。

マスク

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妊娠性鼻炎とは、妊娠だけの要因ではまず起きません。花粉やほこり、タバコの煙などに反応することが多いため、外出時のマスクも有効です。

外部からの刺激を防ぐだけではなく鼻の湿度を守りますし、妊娠中の感染症の予防にもなります。

レーザー治療

鼻炎のレーザー手術には怖いイメージもありますが、実際には薬より母体や胎児に安全に妊娠中や授乳中に実施できる治療法です。

局所麻酔をしてレーザーを照射します。手術時間は麻酔を含め20分くらいで日帰りでできます。特に鼻づまりに効果が高く、効果は1年から3年程度持続します。

あえて妊娠中にレーザー手術をする必要もありませんが、鼻症状が辛い場合はおすすめの治療法です。

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