妊娠初期に双子の片方が消失?バニシングツインとは
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妊娠初期に双子の片方が消失?バニシングツインとは

双子の妊娠初期に片方の胎児が亡くなってしまうことをバニシングツインといいます。何故流産ではなくバニシングツインと呼ぶのか、バニシングツインは何故起きるのか、起こる確率や処置の方法、もう一人の赤ちゃんに心配はないのかなどの情報を集めました。

双子の片方が消える?バニシングツインとは

妊娠12週目くらいまでに双子の片方だけ亡くなってしてしまう

可愛さも2倍の双子ですが、妊娠や出産には多くのリスクを伴います。妊娠初期に起きる頻度の高いトラブルのひとつにバニシングツインというものがあります。

バニシングツインとは妊娠12週目くらいまでに双子の片方だけ亡くなってしてしまうことです。妊娠初期に双子の片方が亡くなると流産ではなくそのまま子宮内で消失してしまうので「バニシング(消失する)ツイン(双子)」と呼ばれています。

バニシングツインの原因と頻度

バニシングツインは一般の初期流産と変わらず、胎児の染色体異常が主な原因です。

バニシングツインが起こる頻度は10%~15%といわれています。

バニシングツインのもう一人の胎児のリスク

バニシングツインで片方が消失した場合はもう一方のリスクは一般の単胎児と変わらない

双子の片方が亡くなってしまうと母親としては悲しいものですが、一方で残った方の胎児も心配になります。

しかし、バニシングツインが起きても多くの場合は、もう一方の胎児には何ら悪影響はなく、普通に単胎の出産が可能です。バニシングツインが起こる場合の多くは二卵性の双生児です。片方に染色体異常があってももう一人は異常がないことがほとんどです。

一卵性の場合は、二人とも同時に流産してしまうことが多くありますが、バニシングツインが起こることもあります。

いずれにしても、バニシングツインで片方が消失した場合はもう一方のリスクは一般の単胎児と変わらないということです。

バニシングツインの処置

妊娠初期に双子の片方が亡くなった場合は流産とは違い、特別な処置は必要ありません。

バニシングツインは防げる?

バニシングツインのリスクは初期流産のリスクと同じで多くは胎児側にあるために予防は難しいものです。

一般的な流産予防と同様の対応となります。睡眠と食事に留意して、過度な過労や運動は避けます。

バニシングツインのことがなくても、双子の妊娠は母体に大きな負担をかけますから、くれぐれも無理はならさないようにしてください。

妊娠中期以降片方の子が亡くなったら?

それでは、妊娠中期以降双子の片方が亡くなったらどうなるのでしょうか。ある程度胎児が育ってから亡くなったケースではバニシングツインのように子宮内で吸収されてしまうことはありません。多くはそのままにして、健康な赤ちゃんの出産と同時に死産で出産することになります。
バニシングツインと違い、片方の胎児の死亡がもう片方の胎児の生命のリスクとなる場合もあります。

バニシングツインは意外とある?

実はたくさんいる隠れバニシングツインは多い!?

バニシングツインの目に見える頻度は10%~15%ですが、妊娠で初診を行なう前に消失してしまっていたり、小さかったりもう一人の陰に隠れて生前エコーに上手く写らなかったりして、気づいていないバニシングツインも意外と多いのではないかといわれています。

一般の初期流産の確率は10%~15%ですから、双子の場合はどちらかを流産する確率が2倍になると考えられます。ですから、10%ほどは隠れバニシングツインがいるのかもしれません。

バニシングツインで遺伝子キメラ?

非常に稀ですが、バニシングツインが消失せず、もう1人の体内に取り込まれてしまうことがあります。身体の一部が消えた方の双子の遺伝子情報を持つ、遺伝子キメラとなります。

生殖器が遺伝子キメラの場合は、父子や母子のDNAが一致しないことで気づくことがあります。

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