妊娠初期に基礎体温が下がった…もしかして流産かも ?
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妊娠初期に基礎体温が下がった…もしかして流産かも ?

妊娠すると基礎体温は妊娠4ヶ月に胎盤が完成するまで高いまま維持するはずですが、妊娠初期に基礎体温が下がることがあります。もしかして流産でしょうか?!いいえ、ただちに流産とは限りません。妊娠初期に基礎体温が下がるのはどのような場合か考えていきましょう。

基礎体温って?基礎体温の基礎知識

基礎体温

基礎体温は、女性の体温です。生理や排卵など、女性の性周期にしたがって約1ヶ月の月経周期の中で繰り返し変動します。

0.01℃単位まで細かく計測される婦人体温計を用い、毎朝起床して寝床から起き上がる前に舌の下側にあてて計測します。

生理開始から排卵日まで低温期、排卵日から次の生理までは高温期

生理が始まった日から排卵日までの約2週間は基礎体温が36.0以上~36.7未満の低体温期、排卵日から生理日までの約2週間は基礎体温が36.7以上の高体温期になります。

低体温期と高体温期では0.5から1.0℃の差があり、基礎体温をグラフにすると低体温期と高体温期で基礎体温が2つの層に分かれます。

基礎体温を継続的に記録していくことによって生理や排卵など、女性のカラダをコントロールしている女性ホルモンの動きが確認できます。

妊娠すると高温期がずっと続く

妊娠

高体温期は、黄体ホルモンの働きにより体温が高くなります。黄体ホルモンには子宮内膜を増えさせる機能があり、子宮内膜が厚くなります。受精がなければ生理がきて基礎体温は下がり、また低体温期になりますが、妊娠すると、高体温期の体温がずっと続きます。

妊娠初期に基礎体温が下がるとはどういうこと?

妊娠初期に基礎体温が低下しても、必ずしも流産かどうかはわかりません。ほかの要因も考えられます。

誤差によるもの

基礎体温は、外部の気温や環境により1日くらい低くなることもあります。測る時間によっても異なってくるため、計測ミスにより低い場合もあります。

体調によるもの

体が不調のとき、一時的に基礎体温が低くなることもあります。

胎盤の完成によるもの

妊娠4ヶ月以降になると、基礎体温は低体温期の体温に下がります。この頃になると胎盤が完成し、黄体ホルモンの分泌も落ち着いてくるためです。そうして、安定期に入り、お腹の赤ちゃんも大きくなっていくのです。

基礎体温が下がるのは流産の可能性も

顔を手で覆う女性

妊娠初期、もし妊娠していれば胎盤が完成する妊娠4ヶ月後半頃まで基礎体温は高めに保たれますが、それよりも早い時期に基礎体温が下がる場合、流産のおそれがあります。

流産の場合、基礎体温が急速に低体温相の体温に下がる人もいますし、基礎体温が徐々に下がる人もおり、個人差があります。

2日以上続けて基礎体温が低体温相の体温になってしまっている場合には産婦人科に連絡して指示を仰いで下さい。流産は出血や痛みを伴うので、基礎体温の低下に加えてさらに出血や痛みがある場合にはすぐに産婦人科に連絡して下さい。

初期流産は、胎児側の要因によるものなので、残念ながら母体では防げません。

基礎体温が下がらなくても流産していることも

検査

なお、稽留流産の場合、基礎体温が下がらず、出血や腹痛などもなく、つわりなど妊娠症状も続く人もいます。

稽留流産で基礎体温が下がらないのは、妊娠すると出るHCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンによります。HCGは赤ちゃんの胎盤の一部から出ます。
稽留流産後子宮の中に胎盤が残っていればHCGホルモンが出続け、プロゲステロンの分泌も急には止まらず、基礎体温が下がりません。

定期健診で超音波検査で初めて気づくという場合がほとんどです。

 

 

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