なかなか妊娠出来ないのはどうして? 不妊の原因となる女性特有の様々な病気
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なかなか妊娠出来ないのはどうして? 不妊の原因となる女性特有の様々な病気

子どもを望んでいる方で、普通に性行をしているのになかなか妊娠出来ないと悩みを抱える方は近年増加傾向にあります。これは、女性の晩婚化が進んだことも考えられますが、女性特有の疾患に掛かっているケースが多いです。なかなか妊娠出来ない方へ、不妊の原因となっている病気についてご紹介します。

不妊の原因を調べるには基礎体温をつけることから

不妊の原因を調べる

なかなか妊娠出来ないと、何か原因があるのかと心配になります。なかなか妊娠出来ない場合、まずは基礎体温を調べてみましょう。
基礎体温を2か月程度つけてみて、高温期と低温期の二相性になっているかどうかをチェックしましょう。二相性になっていない場合は、排卵ができていないため、経腟超音波検査や血液検査を行います。二相性になっている場合は排卵ができている可能性がありますが、何が原因かを調べるために詳しく検査をします。検査をした結果診断がされます。どの部分に異常があったかによって病名が異なります。

 

検査結果の異常と診断

【中枢神経の異常】
性腺刺激ホルモン分泌や卵巣機能の低下、多嚢胞性卵巣症候群の可能性があります。

【黄体機能の異常】
黄体機能不全の可能性があります。

【卵巣の異常】
性腺刺激ホルモン分泌や卵巣機能の低下、多嚢胞性卵巣症候群の可能性があります。

【男性ホルモンの分泌異常】
多嚢胞性卵巣症候群の可能性があります。
診断結果をもとに、不妊の原因となっている女性特有の病気の概要と治療法をご紹介しましょう。

不妊の原因となる病気の症状と治療法

性腺刺激ホルモンの分泌障害とは?

不妊の原因の症状と治療

性腺刺激ホルモンの分泌が異常になる原因は、心身のストレスが深く関係していると言われています。排卵がされずに月経がないとこの病気の可能性があります。

性腺刺激ホルモンの分泌障害の治療は、排卵誘発剤を使って行われます。どの程度ホルモンが分泌されているのかによって薬の種類が異なります。軽い症状の場合は飲み薬を使って治療を行い、重い症状の場合はhMG製剤を使って治療します。

卵巣機能低下とは?

不妊の原因機能の低下

卵巣機能が低下することによって、エストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンの量が減ってしまいます。女性ホルモンが減ることによって、排卵が起こらなくなります。卵巣機能が低下する原因は、生まれながらの病気や、急激に体重を落とすことがなどがあります。

卵巣機能の治療は、黄体化ホルモンや卵胞刺激ホルモンを使って一度卵巣の機能を休ませることです。その後に排卵誘発剤を使って排卵をさせます。卵巣機能が低下した状態が長く続くと、治療が困難になるため、早期発見・早期治療が大切です。

多嚢胞性卵巣症候群とは?

多嚢胞性卵巣症候群は、卵巣に卵子のもととなる卵胞がたくさんつまっているのにもかかわらず、排卵が起こらない状態のことを言います。多嚢胞性卵巣症候群になると、基礎体温がバラバラになり、月経がスムーズに行われないことがあります。多嚢胞性卵巣症候群の方の中には、排卵が全く起こらない方や、たまに起こる方など様々です。

多嚢胞性卵巣症候群の治療法は、排卵誘発剤を使って卵巣を発達させることです。また、卵胞に穴をあける卵胞多孔(たこう)術がとられることもあります。さらに、卵胞に精子を直接入れて人工授精をする方法もあります。多嚢胞性卵巣症候群の方は、卵胞がたくさんあるため、体外受精に成功する方が多くみられます。

黄体機能不全とは?

黄体機能不全は、女性ホルモンの分泌がしっかりとされず、受精卵が着床するための子宮内膜がうまく変化しない病気です。妊娠をする可能性もあるのですが、うまく受精卵が育たずに流産をしてしまうことが多いです。

黄体機能不全の治療法は、卵胞成熟がされていない場合は、クロミッド療法を使って卵胞の発育を促進させます。その後も不妊である場合は、オナドトロピン療法を行います。卵胞は成熟されているけれど、黄体ホルモンの分泌がない場合は、hCG製剤や内服薬で治療をします。

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