人工授精の成功率は意外と低い?6回目以降は無意味?成功率を上げる方法はないの?
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人工授精の成功率は意外と低い?6回目以降は無意味?成功率を上げる方法はないの?

不妊治療における人工授精の成功率はどのくらいかご存知ですか?人工授精の妊娠率は意外に低く、自然妊娠と変わらないではないかという人もいます。また、回数を重ねると妊娠率が減ると言う噂もあります。人工授精の妊娠率について検証し、カップルでできる成功率を上げる方法もお伝えします。

人工授精?体外受精?

不妊治療人工授精や体外受精
人工授精とは簡単にいうと、男性の精液を排卵を迎えた女性の子宮に注入して自然な受精を期待する方法です。世界初の人工授精はなんと1776年です。卵子と精子を受精させてから子宮に戻す体外受精や顕微授精などの生殖補助医療とは異なります。

人工授精の成功率は?

1回の人工授精における妊娠率はおよそ5%~10%程度です。35歳の健康なカップルの1周期あたりの自然妊娠の確率は18%くらいですから、人工授精の成功率はとても低く感じられます。

人工授精の成功率は自然妊娠と変わらない?

人工授精の成功率
人工授精の成功率は高くなく、自然妊娠と変わらないのではないかという声もあります。

たしかに数字だけ見れば、人工授精で妊娠する確率は自然妊娠より低いのです。しかし、人工授精を試みるカップルは既に自然な夫婦生活や、妊娠しやすい時期に合わせてセックスをするタイミング法などを経て妊娠していない方がほとんどです。

また、年齢層も30代以上が多く高めです。そう考えると人工授精は続けてみる価値のある不妊治療方法です。

また、今日の人工授精は精液をそのまま戻すのではなく、遠心分離機などで良質な精子を選択して子宮に戻します。また、人工授精に排卵誘発を併用することが多いのです。ですから人工授精は軽度の男性不妊や、排卵不順などにはとても効果があります。

一方、精子と卵子の相性がよくない受精障害や、卵子を卵管がうまく吸い上げられないピックアップ障害などは人工授精があまり効かないといわれています。

人工授精は6回目から成功率が下がる?

人工授精に成功するカップルの90%以上は5回目までに妊娠を確認しています。このことから、人工授精は5回目までで、以降は体外受精と組み合わせて治療すべきという意見があります。

しかし、これはサイコロを振って目を出すことに成功する確率のようなもので、1周期1周期を見ると人工授精の成功率が6回目からがくんと下がるわけではありません。
ただし、年齢によって成功率は徐々に低下していきます。

また、何回やっても妊娠しない場合は、人工授精では妊娠しにくい受精障害や着床障害、ピックアップ障害を持っている可能性があります。こういった場合は人工授精を続けても妊娠しにくいのです。

いずれにしても人工授精を行うか行わないか、何回で体外受精や顕微授精などにステップアップすれば良いかはカップルによって異なります。不妊の原因や年齢などの条件、ライフスタイルによっても変わってきます。ご家庭や医師とよく話し合いをしてよりよい選択をしましょう。

人工授精の成功率を上げるには?

人工授精の成功率を上げる

それでは、自分で人工授精の成功率を上げる方法はあるのでしょうか。基本的には医療機関の指示に従う以外に、妊娠の確率を上げる方法は存在しません。
巷には妊娠力を上げる方法が溢れていますが、科学的根拠に基づいた方法は少ないのが現状です。

しかし、「妊娠の確率を下げる生活習慣」などを排除することで成功率を上げることはできます。
具体的には女性の極端な痩せや肥満は妊娠の確率を下げます。煙草やアルコールの飲みすぎも良くないことがわかっています。

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