100人に1人のありふれた病気!?男性不妊の原因、無精子症とは
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100人に1人のありふれた病気!?男性不妊の原因、無精子症とは

無精子症と診断されると男性は少なからずショックを受けますが、実は無精子症とは100人に1人と頻度の高い症状なのです。そして、その半数は不妊治療を行えば妊娠が可能です。無精子症の症状や原因、治療法をまとめました。男の子のお母さんのために無精子症の予防で自分でできることもお伝えします。

日本人の100人に1人は無精子症?

子供が欲しいのになかなか授からない場合は、あまりのんびり構えず、なるべく早くカップルで産婦人科や不妊クリニックの門を叩くことをおすすめします。

妊娠可能年齢にはタイムリミットがありますが、カップルの10%~20%が不妊症で、その半数は男性側にも原因があります。意外と頻度が高いのが無精子症で、男性の100人に1人は無精子症の患者だといわれています。

日本人の100人に1人は無精子症?

無精子症の症状

無精子症そのものには自分でわかるような症状はほぼありません。精液の少なさや薄さともあまり相関はありません。一番の自覚症状は妊娠しないことです。

なかなかパートナーが妊娠しないことに気づいて男性不妊の検査をして初めて判明した人がほとんどです。

無精子症の2つの原因

無精子症とは精液の中に精子がまったくいない症状を指し、不妊の原因となります。無精子症の原因は2種類あり、それぞれ原因と予防法、治療法が異なります。

閉塞性無精子症

閉塞性無精子症

閉塞性無精子症とは、精巣で精子はきちんと作られているのですが、精管が途中で閉塞していて精液に精子が出てこない状態です。無精子症のうちの15~20%がこちらです。

閉塞性無精子症の原因と予防

閉塞性無精子症の原因は精管がつまったことですが、その原因で一番多いのは先天的なものです。そけいヘルニアや精巣上体炎、外傷の痕が癒着することでも起こります。また、一度パイプカットをしてその後また子供が欲しくなったときにも閉塞性無精子症という病名がつきます。

予防法はあまりありません。男の子の下腹部の外傷や手術の際に注意するくらいです。

閉塞性無精子症の治療法

閉塞性無精子症の根治療法は、精管をつなぐ精路再建手術です。精管が正常に通るようになれば自然妊娠が可能です。

しかし、閉塞の程度や場所によって、あるいは女性側にも原因がある場合や年齢が高い場合などは精巣から精子を採取しての体外授精の方が良い場合があります。

閉塞性無精子症の治療法

非閉塞性無精子症

非閉塞性無精子症とは、精巣で精子が作られない症状で、無精子症のうちの80~85%を占めます。

一昔前まではその男性の精子で妊娠することは不可能だったのですが、近年では半数は不妊治療が可能となってきました。

非閉塞性無精子症の原因と予防

非閉塞性無精子症の半数以上は原因不明です。精索静脈瘤や潜在精巣、高熱が続いたことによる精巣の加熱、先天性のもの、外傷、抗がん剤や放射能によるものなどがあげられます。

自分でできる予防法としては、男の子に停留睾丸がある場合は早めに手術を受けさせることや、おたふく風邪の予防接種を受けておくことなどがあります。

非閉塞性無精子症の原因と予防

非閉塞性無精子症の治療法

非閉塞性無精子症の治療法は2種類あります。

ホルモン異常が原因の場合は、ホルモンを注射することで自然に精液に精子を出せる可能性もあります。その他の場合は、精巣に精子があればそれを採取して体外受精で妊娠できる可能性があります。近年では精子になる前の前期精子細胞からも体外受精が可能になりました。

無精子症の検査や治療って痛い?怖い?

男性には男性不妊の検査や治療を避ける方もいます。無精子症の検査では精液を数回採取したり、血液検査などがあります。精巣からの精子の採取は日帰り手術で行ないます。

検査や治療が痛い、恥ずかしい、つらいことは否定できません。しかし、男性不妊であっても女性側は何日も続けて通院して痛い検査や注射、採卵を何回もすることになります。それに比べると数分の一以下の通院や苦痛といえます。

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