不妊に筋肉注射?!効果は?副作用はないの?
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不妊に筋肉注射?!効果は?副作用はないの?

不妊に筋肉注射を打つことがあるって知っていますか?筋肉注射っていうとかなり痛いというイメージですが、不妊治療に用いられる筋肉注射は、排卵を誘発するためのものです。どんな効果があるのでしょうか。副作用は無いのでしょうか?

不妊治療にはさまざまな方法がありますが、筋肉注射を打つことがあります

長いこと赤ちゃんが出来なかったら、いよいよ不妊治療に踏み切るというカップルは多いでしょう。不妊治療にはさまざまな方法がありますが、筋肉注射を打つことがあります。

「えっ、不妊に筋肉注射?」

なんだか意外かもしれませんが、不妊治療でも筋肉注射を使うことがあります。筋肉注射って太い針でかなり痛くて、筋骨隆々になりそうってイメージかもしれませんが、不妊治療で用いられる筋肉注射はちょっと異なります。

では、どのような効果があるのでしょうか。また、副作用はないのでしょうか?

不妊治療で使われる筋肉注射について、詳しく見ていきましょう。

不妊治療と筋肉注射

なぜ不妊治療で筋肉注射を打つの?

理由は、排卵を誘発するため

不妊治療で筋肉注射を打つ理由は、排卵を誘発するためです。排卵が起こりにくい体質の方は、不妊治療において排卵誘発剤を用いることがあります。筋肉注射とはこの排卵誘発剤のことで、卵巣を刺激する働きがあります。

排卵を誘発する時には、飲み薬を用いることもあります。一般的なものはクロミフェンという内服薬で、生理5日目から飲み始め、その後、5日間連続して飲みます。

クロミフェンは副作用が少なく安全性の高いものですが、劇的な効果を得られるかというと、そうでもないことが特徴です。薬の効果がゆるやかなため、不妊治療が進むほど筋肉注射を用いることが多くなります。

筋肉注射はどんな人に有効なの?

筋肉注射は排卵を強制的に起こさせるホルモン剤の注射です。これはいわゆるタイミング法の一種になり、筋肉注射を打って36時間後に排卵を起こさせるため、その間にカップルは性交渉をもつことになります。

どのようなカップルに進められているかというと、男性の精子に異常がなく、女性の卵管が詰まっていないこと、年齢が若く、可能な限り自然に近い形で妊娠したいと望んでいること、これらに当てはまるカップルに用いられることが一般的です。

なぜお尻に打つの?

筋肉注射はお尻に打ちます。しかし、医師や看護師にお尻を見せるのは恥ずかしいですよね。

お尻に打つ意味は、効果と持続時間にあります。静脈注射は一番吸収率が良く、即効性がありますが、薬の持続時間が短いというデメリットがあります。

一方、筋肉注射は、静脈注射よりも吸収はゆっくりですが、持続時間が長く、打ってから36時間後に排卵するため、性交渉のタイミングを取りやすくなります。つまり、排卵誘発剤として効果を発揮するため、お尻に打つことが望ましいのです。

筋肉注射は痛い?副作用は?

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筋肉注射は痛いというイメージをお持ちの方は多いでしょう。これは薬剤が刺激的だからです。刺激的な薬剤を静脈注射や皮下注射した際には、確かにかなりの痛みを感じます。

しかし、筋肉は神経の分布が少なく痛みを感じにくい部分なので、刺激的な薬剤の場合にはお尻に打ちます。

排卵誘発剤として打たれる筋肉注射については、確かに副作用があります。例えば、多胎妊娠と卵巣過剰刺激症候群です。

通常、自然に妊娠した際の双子を身ごもる確率は1パーセントにも満たないのですが、排卵誘発剤の飲み薬では約5パーセント、注射では約20パーセントと確率が少々上がります。

卵巣過剰刺激症候群とは、卵巣が大きく腫れたり、腹水や胸水が溜まったりして呼吸困難を起こす重篤な副作用です。飲み薬の服用ではあまり見られませんが、注射ではけっこうな確率で起こります。むろん、最近は回避策や重症化予防の対策はありますが、100パーセント避けられるとは断言できません。

排卵誘発剤は、副作用のリスクが付いて回る薬なので、目的や効果、リスクを理解した上で、医師と十分に話し合って決断しなければなりません。

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