精液検査とはどうやって行われるのか?そして何が分かるのか?
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精液検査とはどうやって行われるのか?そして何が分かるのか?

不妊治療というと女性のイメージが強いけれど、男性も受ける必要のある精液検査というものがあります。しかしながら、精液検査とは不安も大きいもので、特に働き盛りの忙しい男性は先延ばしにしがちです。どのように検査がすすみ、何がわかるのか紹介しますので、パートナーを説得する際の参考にしてみてください。

不妊治療というと女性がうけるイメージが根強いですが、実は不妊症カップルの半数の割合で、男性側の原因もあると言われていることからも、女性側の検査だけではなくて、男性も検査が必要になってきます。

そしてその基本となる検査が精液検査ですが、一体、精液検査とは何がわかるのでしょうか?

一体、精液検査とは何がわかるのでしょうか?

男女の不妊検査内容について

女性は、血液検査のほかに内診や経腟超音波検査、子宮卵管造影検査があります。これら一般的な検査で何かあれば、腹腔鏡検査や子宮鏡検査、MRI検査を実施することになります。

男性の検査では、受診するほとんどの人がこの精液検査を受けることになります。

つまり、精液検査は男性不妊症の診断・治療においてとても大切です。そこで何か見つかれば、泌尿器科的検査を行います。

どのように検査するか?

精液検査では、精液の量、濃度、運動率、運動の質、精子の形態、感染の有無などを調べていくことになります。

2〜7日の禁欲期間をあけた精液を全量、自分で採取室で採取します。禁欲期間は病院によって異なることもあります。プライバシーに配慮された採取室で安心して行うことができますが、一定条件のもと、自宅で採取することができる病院もあります。

男性の精液は体調やストレスなどによって左右されるたいへんデリケートなものなので、再検査で問題ないということもよくあります。

このようにとても検査内容は変動しやすいために、少なくとも2回検査します。

男性の精液は大変デリケートなもの

保険適用か自由診療科か?

保険診療の場合は、1回あたり1,000円程度のようです。検査回数分必要になり、この他にも初診料や再診料などの診察料があります。診察の方針によっては、一般的な検査内容にプラスして行うことも考えられるのであらかじめ確認すると良いでしょう。

自由診療の場合は、保険適用外の検査も広くできますが1回あたり5,000円〜10,000円のようです。やはり回数や診察料も事前に確認すると安心ですし、どのような検査が含まれていて保険診療とどう違うのか聞きましょう。

自由診療しか扱っていないという病院もありますので、あらかじめホームページなどで確認しましょう。

妊娠のために

無精子症は増加傾向

精液検査で、精液異常はどのようなことが分かるのでしょう。

不妊症で受診する男性患者の精液は、55%が正常で、その他何らかの症状が見られるそうです。精液中に精子がまったくいない「無精子症」10~15%、精子の運動率が平均に比べて低い「精子無力症」26%、精子濃度が低い「乏精子症」8%などの割合で異常がありますが、とくに無精子症の割合が高いことには驚きます。

ちなみに、普通に妊娠した男性は検査を受けることはしないので、例えば日本人男性の平均値というような数値は存在しません。それは、普通に妊娠した男性は精液検査を受けることがないからです。

今後の不妊治療への一歩

精液検査で異常が見られた場合は、泌尿器科的検査として診察や内分泌検査、染色体・遺伝子検査など症状によってより特殊な検査が実施されることになります。

治療は原因や程度に応じて行われていきますが、薬物療法や生活習慣など男性不妊の原因になりうるリスクを取り除くなどに取り組みます。

手術により精液の状態が改善されたり、妊娠率が上がることもあります。

なかなか受けにくい検査ではありまし、検査結果によっては夫婦間の関係などそれぞれ不安に思うことも分かります。
しかしながら、原因がわかることで具体的に不妊治療の方針が見えてくるようにも思います。

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