妊娠後期に感染率が上がる!トキソプラズマに感染しないためには?
2,615views

妊娠後期に感染率が上がる!トキソプラズマに感染しないためには?

トキソプラズマ原虫というのは、胎内感染する寄生虫です。このトキソプラズマは妊娠後期になると感染率が上がります。感染してしまった場合どうすればよいのでしょうか?そして感染しないためにはどのような予防策が必要なのでしょうか。

そもそも「トキソプラズマ」って?

cat-468232_640 (1)

「トキソプラズマ」とは正式名を「トキソプラズマ原虫」と言います。多くのヒトや動物が感染している原虫ではありますが、終宿主は猫やネコ科の動物になるため、猫やネコ科以外の動物からの感染はありません。

トキソプラズマに感染するとどうなるの?

猫などを飼っている場合、あるいは猫の糞などから感染した動物や虫などに触れた食べ物からの感染があり得るトキソプラズマ。そのトキソプラズマに感染するとどうなるのでしょうか?

妊婦でない、通常の健康状態である人間がトキソプラズマに感染したことで、何らかの症状が出ることはあまりありません。感染した人間の10~20%ほどが、リンパが腫れてしまったり、発熱、下痢などの症状を訴える場合がありますが、それも3日間ほどで、インフルエンザのような症状で終わります。ですから、「自分がトキソプラズマに感染した!」というような実感もない方が多いです。

妊婦さんがトキソプラズマに感染すると危ないの?

では、一体、妊婦さんが初めてトキソプラズマに感染すると何が危ないのでしょうか?

トキソプラズマは胎内感染をしますが、その感染率は50%ほどだと言われています。ただし、妊娠初期にトキソプラズマに感染すると、流産・死産などの影響、あるいは生存したとしても重症化してしまう可能性があります。またトキソプラズマは妊娠後期で感染すると、先天性トキソプラズマ感染症という病気を患う可能性があります。

先天性トキソプラズマ感染症とは?

主に、妊娠後期に胎児がトキソプラズマに感染し、その感染によって何らかの影響があった場合を先天性トキソプラズマ感染症と言います。この先天性トキソプラズマ感染症は、水頭症や脳障害、精神障害などの障害を引き起こす場合があります。

妊娠中にトキソプラズマに感染しないために何をすればいいの?

対策その1:猫のフンは即日処理

猫の糞などから感染すると言われているとトキソプラズマ。そうなると猫を飼っている場合、手放さなければならないのでしょうか?答えはNoです。

妊娠する前から猫を飼っている人は、妊娠する前からトキソプラズマに感染している可能性もあります。また、猫の糞に入っているトキソプラズマ原虫が感染能力を持つためには、糞が空気に触れてから2~3日経ってからでないと感染出来ないと言われています。ですから、猫を飼っている場合、毎日糞を取り替えて、手洗いを十分に注意し、食事は必ず加熱したものを食べるように心がければ、例え、飼っている猫がトキソプラズマに感染していたとしても、必ず飼い主が感染することはありません。

対策その2:食べるものは基本加熱をしっかり

rumpsteak-617430_640

実は、怖いのがこちらの感染ルートです。猫の糞などに触れた家畜、あるいはハエなどが食べ物に触れて、感染してしまうケースです。この場合、きちんと加熱処理していれば、トキソプラズマは感染しません。ですから、出来る限り妊娠中の食べ物は加熱をきちんとすることを心がけましょう。

トキソプラズマはきちんと対策すれば◎

妊娠中にトキソプラズマに感染しているのかどうかの検査を受けることができます。ただし、妊娠初期にトキソプラズマが陰性であったとしても、妊娠後期でトキソプラズマに感染しては意味がありません。妊娠をしたいと思ったときに、出来ればトキソプラズマの抗体があるのかどうかを検査することが一番理想的です。そして、陽性であれば、妊娠を3カ月~6か月待つことが理想です。けれど、それを言っても意味がありません。ですから、出来る限り、妊娠中は、うがい手洗いをきちんとし、きちんと加熱した食べ物を食べること、これを徹底的にすることで、トキソプラズマの感染を予防することができるのです。

PR