高年齢出産ですすめられる出生前診断とは?羊水検査の時期・費用・メリット・デメリットについて
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高年齢出産ですすめられる出生前診断とは?羊水検査の時期・費用・メリット・デメリットについて

35歳以上の高年齢出産の場合、ダウン症などの障害を持った赤ちゃんが生まれるケースが多くあり、出生前診断として羊水検査を勧められるケースがあります。この羊水検査の時期はいつにすれば良いでしょうか?そして、その費用・メリット・デメリットについて調べました。やる、やらないもあなたの考え次第です。

羊水検査ってどんな検査?新型出生前診断との違いは?

高年齢出産の羊水検査

35歳以上の高年齢出産になると、染色体異常で発生するダウン症などの障害を持った赤ちゃんが生まれる確率が、20代のころに比べて10倍近くも変わってきます。

そのため、お母さんのお腹の中にいるころから、お腹の中にいる赤ちゃんがダウン症のリスクを持った子供なのかどうかを調べることが出来ます。最近導入された新型出生前診断は、お母さんの血液を採取して、そのリスクを調べていきますが、羊水検査の場合には、子宮の中の羊水を採取してその中の染色体を調べて、ダウン症の確率があるかどうかを調べていく方法です。
最近では、希望者があれば、新型出生前診断で検査をし、陰性が出れば、99パーセントの確率でダウン症の赤ちゃんではないということが分かりますが、もしも何かしらの検査結果に引っかかった場合にのみ、その後羊水検査でさらに詳しく検査するというプロセスが主流になります。

羊水検査の時期はいつごろするべき?

高年齢出産の羊水検査の時期

羊水検査は、お母さんの子宮の中にある羊水を採取して行う検査です。モニターで胎児の位置を確認しながら、長い針を直接刺して、羊水を抜きとります。羊水は、胎児が生活している空間であり、胎児が成長していく過程で赤ちゃんの細胞のカスが浮遊しています。その浮遊していたカスの染色体を調べる検査です。
ですから、ある程度胎児が成長してカスを多く出していかなくてはならないこと、そして、子宮に直接針を刺すので、ある程度の外部からの刺激に耐えられるほど成長していないといけません。また、残念ながらダウン症であると判明した時に中絶出来る時期までにします。ですから、羊水検査の時期はだいたい妊娠15週から22週が目安と言われています。

羊水検査にかかる費用は?

高年齢出産の羊水検査の費用

現在の日本では、この出生前診断には保険がかかりません。全て実費で行います。ですから、羊水検査だけの場合には10万~15万円がかかると言われています。
ただし、羊水検査だけを行うというケースはほとんどありませんので、その前の新型出生前診断が20万円前後だと言われていますし、その検査自体が出来る場所が限られているので、そういった諸費用も含めると30万から40万円ほど実費でかかる計算になります。

倫理的な問題も多くの残る出生前診断

出生前診断の倫理的問題

実際には、羊水検査も含めて多くの病院で出生前診断を推奨している機関はさほど多くありません。もちろん、もともと兄弟などでダウン症の子がいる場合などは、検査をするというご家族もいらっしゃいます。

しかしながら、興味本位で生まれる前に、この子はダウン症だと言われて中絶を選択するほど、命は簡単なものではないのではないかという倫理的な問題が根強く残っています。
もちろん、ダウン症だと診断されても、その前の心構えが必要だから情報が欲しいという夫婦もいるかもしれませんが、そもそも生まれる前からダウン症の確率があるかもと検査された赤ちゃんはかわいそうだという考え方もあります。

また羊水検査は、妊婦さんの母体にもダメージを与えるだけではなく、流産する可能性もあります。ですから、そういったことも踏まえて、夫婦間できちんと話し合い、出生前診断をするべきなのかどうかを決める必要があるでしょう。

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