高齢出産の羊水検査はしなくてもいいの?羊水検査のメリットとリスク
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高齢出産の羊水検査はしなくてもいいの?羊水検査のメリットとリスク

高齢出産の羊水検査には「行った方が良い」という意見もあれば、「倫理的な問題からしない方がよい」という意見もあります。正解のないことなので、それぞれのカップルでよく話合って決めることが大切です。羊水検査にはメリットもありますが、流産のリスクもあります。

高齢出産の羊水検査はしなくてもいい?!

高齢出産の羊水検査はしなくてもいい?!一般的に35歳以上の女性は高齢出産といわれ、母体だけでなく、胎児への健康状態にもリスクが高くなることがわかっています。そのため高齢出産の場合には羊水検査を行い、22週目までに子どもに染色体異常などが分ったら中絶するという選択肢があります。最近では高齢出産として35歳以上ではなく、40歳以上を指すことも多いようですが、いずれにしても高齢になるほど、生まれてくる子どもの健康リスクは高くなると言われています。
このため、高齢出産と羊水検査はセットのように思われがちですが、実はこの取り組みについては病院やクリニックによって大きく違っているようです。35歳以上の場合には全員に羊水検査を進める病院もあれば、年齢に関係なく、エコーや心音の状態が気になるときにだけ行うという病院もあります。
また、どの女性にも羊水検査を提案する医師もいれば、妊婦が希望する以外には積極的に勧めないという医師もいます。このように、高齢出産だからといって羊水検査を必ずしも行わなければならないということはありません。

羊水検査のメリット

羊水検査のメリット羊水検査は倫理的、道徳的な問題が多くあると言われていますが、しかし、羊水検査には多くのメリットもあります。それは、お腹にいる子どもの健康状態が早めに分るということです。これによって、将来子どもが健康でない場合に本当に産んで育てることができるのかを環境的にも経済的にも考えることができます。
「健康でなければ生みたくない」という両親に対して、非人道的だという考えを持つ人もいる一方で、生まれてくる子どもも家族も苦しむと分っていて出産することや、十分に育てることができる生活基盤がないのに出産することへの無責任さも回避できるという見方をする人もいます。このような「不幸な命」を増やさないためにも羊水検査を行うことを強く勧める人もいます。羊水検査で22週以内であれば法的に中絶と認められていることや早期の中絶の方が母体への負担が少ない点もメリットと言えるでしょう。

出産、子どもへの考えはそれぞれ

とはいえ、羊水検査をするか、しないか、という問題だけでなく、羊水検査で健康問題がわかったらどうすべきか、という問題は最終的には夫婦や家族の問題です。自分たちで責任を持って育てるという意識があるのなら、どのような選択をしようとも他人から何を言われても気にしないという心構えも大切です。

一方で、「結局出産するなら羊水検査をすることはない」という意見もあります。しかし、どんな結果でも迷わないのなら、羊水検査をして出産に備えることも重要なことです。生まれるまでの時間にできることがあるからです。いずれにしても、周囲の意見よりも育てている夫妻や家族の間で考えをまとめることが何よりも大切です。とくに母親と父親の間で子どもや子育てのイメージが大きくかけ離れていると家族として絆は失われやすくなります。家族の間で考えをまとめることが何よりも大切

羊水検査のリスク

羊水検査はメリットもある一方で、検査を行うことで破水や流産のリスクがあることも事実です。そのため、無用な刺激を避けるためにも検査をしない方がよいこともあります。羊水検査で流産するリスクは300分の1という数字で決して高いわけではありません。そのため、気軽に検査をする人も多いのですが、この数字は流産のリスクであって、破水などの安定した妊娠生活へのリスクというわけではありません。羊水検査をしたことで妊娠状態が不安定になり、出産前に長く入院を強いられたり、絶対的な安静が必要になることもあります。
とくに入院が長くなると出産前から多くの経済的負担がかかることもあります。そのため、羊水検査はメリットとともにリスクも合わせた上で十分に検討し、行うようにしましょう。また、事前にお腹の子どもの健康状態を知りたいという場合は母体へのリスクが少ない出生前診断を利用するのも1つの方法です。

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