妊婦の寝返りは赤ちゃんにとって危険でしょうか?大丈夫でしょうか?
4,381views

妊婦の寝返りは赤ちゃんにとって危険でしょうか?大丈夫でしょうか?

妊娠をすると女性の身体はそれに合わせて色々と変化します。一つの命を宿し育てるという大切な作業をするのです。お腹が大きくなった妊婦の寝返りはどうなのでしょう?赤ちゃんへの影響はないのでしょうか?母体への影響も心配ですね。詳しく見ていきましょう。

妊婦の寝返りのリスクについて

妊婦の寝返り

妊婦の寝返りにまつわる言い伝えを聞いたことがありますか?
「妊婦さんが寝返りをすると、へその緒が赤ちゃんの首に巻き付いたり、逆子になりやすい。」という言い伝えです。なんか本当にありそうですよね?でもこれはあくまでも言い伝えです。

もちろん、可能性はゼロではありませんので注意するにこしたことはありません。そもそも胎盤の中は羊水でいっぱいです。その中で赤ちゃんは動き回っているので、そのように言われているのです。へその緒が巻きつくことや、逆子は別の原因があるようです。ただし、頻繁に寝返りをうったり、仰向けやうつぶせのままでいることは、あまりオススメできません。

妊婦さんの寝返りと赤ちゃんの関係

妊婦の寝返りと赤ちゃんの関係

前にもお話ししましたが、赤ちゃんが入っている胎盤の中には、たっぷりの羊水があります。その中を赤ちゃんは動き回っているのです。羊水の中は弾力性があって、そんな簡単にへその緒が巻きつくことはありません。(もちろんゼロでありませんが)

時々お腹を蹴飛ばして、赤ちゃんの足の形が見えることがありますが、それは羊水の中を動き回って元気にしている証拠なのです。では、妊婦さんが寝返りを打つとどうなるのでしょう?
軽い寝返りでは、赤ちゃんが衝撃を受けることはありません。それで胎盤が動くようなことはないのです。ただし、身体にダメージを与えるような寝返りは避けた方がいいでしょう。さすがにそれは、赤ちゃんへの影響がないとはいえませんから。

しかし、まったく寝返りを打たないで、一晩寝るのは、無理なことです。自然と無理のない寝返りをうっていると思いますよ。あまり神経質にならずに、過ごした方が、赤ちゃんにもお母さんにもいいでしょう。

妊婦さんは寝る時にどんな姿勢をすればいいでしょう?

シムスの体位とは

妊婦さんにおすすめの寝方に「シムスの体位」という方法があります。イギリスの産婦人科医のJ・マリオン・シムズさんという方が19世紀に提唱したものです。もともとは、直腸の検査や気道確保のために用いられていた方法です。

妊娠も中期以降になると、羊水と胎児の重さで血管が圧迫され、疲れやすくなります。そして血流が悪くなり、低血圧やめまいを起こすこともあります。また、おなじ格好で寝られないために、寝つきも悪くなりやすいです。しかし、「シムスの体位」を取ると血液の循環が良くなり、リラックスし、寝つきがよくなるようです。

シムスの体位の寝方

「シムスの寝方」とは、身体の左側が下になるように横向きに寝ることです。そして、お腹に負担がかからないように少しだけうつぶせになります。左手と足は、少し後ろに曲げます。そして、右手と足は前に曲げるのです。

この時、クッションや抱き枕などを足に挟むと楽になります。抱き枕は、寝返りを減らす効果もあります。もし、右側を下にすると、大静脈や静脈付近のリンパ管を圧迫するので、寝苦しくなってしまうのです。

「シムスの体位」は、血流の悪化も防ぐことができ、心臓への負担も減らすことができます。赤ちゃんにとっても妊婦さんにとっても安全な寝方といえます。さらに、布団を柔らかめにかえると、身体の沈み込みによって寝返りを防ぐことができます。起き上がるのが少々大変かもしれませんが、母体の保護のために有効です。

まとめ

妊婦は寝返りに気をつけて質のいい睡眠をとることが大切

妊婦さんの寝返りについて見てきました。あまり激しい寝返りはもちろんよくありません。
「シムスの体位」を覚えて、ゆっくりとよい睡眠をとってください。そして、元気な赤ちゃんを産んでくださいね。

PR