妊婦がインフルエンザの予防接種をしても大丈夫?重症化のリスクと予防接種のリスクは?
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妊婦がインフルエンザの予防接種をしても大丈夫?重症化のリスクと予防接種のリスクは?

妊婦がインフルエンザになってしまったら、重症化して最悪の場合、死亡する例もあるとか?でも風邪薬だって飲むのを躊躇する妊娠中に、インフルエンザの予防接種をしても大丈夫か心配ですよね。インフルエンザの予防接種のリスクを調べてみました。

毎年必ず流行するインフルエンザ

2014年9月以降のインフルエンザ推定患者数は2015年3月まで923万人とされており、例年通りだとゴールデンウイーク後には収束する見込みですが、それでもまだ罹患している方がいます。また東京を例にすると、今シーズンはA型が約8割で、2月頃からはB型が遅れて流行しました。インフルエンザは秋から3月頃までがピークですが、免疫力や体力が弱っている妊婦がインフルエンザになると重症化する恐れがあるので、流行のピークが過ぎても引き続き用心した方がよいですね。

妊婦がインフルエンザにならないためには?

妊婦がインフルエンザの予防接種を打ってもよいか

インフルエンザの予防には、うがい、手洗いの基本的なものと、予防接種が代表的です。しかし何かと制限のある妊婦はインフルエンザの予防接種をうけてもいいのでしょうか?

インフルエンザワクチンとは?

予防接種に使われるインフルエンザワクチンは、生きた細菌やウイルスの毒性を弱めて作った「生ワクチン」ではなく、病原性をなくした「不活化ワクチン」です。ですから胎児には影響がない、とされていますが、妊娠初期に関してはつわりなどもあり非常に不安定な状態ですので一般的には、予防接種は避けた方がいい、という意見もあります。
しかしながら妊娠初期にインフルエンザワクチンを接種したことにより、奇形児が発生する確率が増加した、というデータもありません。妊婦がインフルエンザになると重症化しやすいといわれていますので、その危険性を考えると、体調の良い時期に予防接種をした方がよい、と考えられます。特に、出産直前まで通勤を続ける予定の方は職場や電車内で感染する可能性も高いですし、2人目の妊娠の場合は集団生活をしている上のお子さんがもらってきてしまうこともありますね。

ワクチンにも種類があります。

インフルエンザワクチンには、防腐剤として有機水銀が入っているものと入っていないものがあります。成分が気になる方は病院に問い合わせてみましょう。しかし防腐剤の心配よりも予防接種によって得るメリットの方が大きいと考えられますので、ワクチンの種類にはあまりこだわらずに接種されることをおすすめします。

予防接種は万能ではありません

予防接種を受けたのに、インフルエンザになってしまった、という実体験をしている方が結構いますよね。予防接種は100パーセント、インフルエンザにかかるのを予防できるものではありません。おおよそ、60~70パーセント、と言われています。また、予防接種を受けてから抗体が作られるまで1~2週間と言われており、周囲でインフルエンザが流行してから接種しても遅い、ということもあります。また効果は約5か月といわれているので、ちょっとした時期の違いで、流行の最後にかかってしまう可能性もあります。このように確率や時期によっては、「注射したのに効かなかった」という印象になってしまうのです。しかしながら、医療関係者や介護関係者が必ず接種している現状を考えますと、やはり発症のリスクを低くする、という意味で妊婦もインフルエンザの予防接種をする方がいい、という事になるかと思われます。

もしインフルエンザになってしまったら?

予防接種も受けたし、うがい、手洗いも完璧、マスクもしているのに、妊婦がインフルエンザにかかってしまったら?我慢をせずに、いつもの産婦人科ではなく、内科を受診しましょう。なぜなら、他の妊婦さんに迷惑がかかってしまうから。どうしても産婦人科に生きたい場合は、あらかじめ連絡を入れておきましょう。

妊婦の治療は?

妊婦がインフルエンザになったときの治療法

妊婦がインフルエンザになっても抗インフルエンザ薬(タミフル、リレンザ、イナビル)が使えます。妊婦がインフルエンザで亡くなってしまう例は、必要以上に治療を恐れてすみやかに治療を開始しなかったことによります。インフルエンザにかかってしまったら48時間以内に薬を服用する事が大切です。インフルエンザ検査の判定は発症してから12時間以上たたないと反応しませんが、あわてず、しかし充分に時間を考えて病院に行きましょう。

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