新生児仮死とは?どうして起こるの?新生児仮死の原因と対処法
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新生児仮死とは?どうして起こるの?新生児仮死の原因と対処法

生まれてくる赤ちゃんが新生児仮死の割合は、出産のおよそ1%と言われています。赤ちゃんが元気な声で泣かない、呼吸が上手にできていないなど、新生児仮死の赤ちゃんの症状は様々です。新生児仮死になる理由は、一体何なのでしょうか?新生児仮死の原因と対処法についてご紹介しましょう。

生まれてくる赤ちゃんの1%は新生児仮死

赤ちゃんが元気よく泣かなかったり、心拍数が正常でなかったりすると、新生児仮死のケースが考えられます。新生児仮死はどうして起こるのか?原因と対処法についてご紹介しましょう。

アプガースコアが7点以下だと新生児仮死

アプガースコアが7点以下だと新生児仮死

赤ちゃんが生まれた時の様子をみて、医師や助産師さんはアプガースコアをつけます。このアプガースコアというのは、心拍数やチアノーゼなど、赤ちゃんの様子について主観的な評価をするものです。

アプガースコアが7点以下の場合は新生児仮死、4点以下の場合は重症仮死となります。

新生児仮死はどうして起こるの?

新生児仮死はどうして起こるの?

新生児仮死が起こる原因は、4つあります。

【母体が原因】

母親が心臓疾患や腎臓疾患を抱えている場合、新生児仮死が起こることがあります。また、妊娠中に妊娠高血圧症候群にかかり、胎盤の機能が低下していると、新生児仮死になる確率が高まります。

また、母親が神経系の病気があって、薬を飲んでいたり、帝王切開のための全身麻酔で薬が効いていると、赤ちゃんが眠った状態で生まれることがあります。

【赤ちゃんが原因】

赤ちゃんが神経の病気を患っていると、自分自身で呼吸をすることができずに新生児仮死で生まれてくることがあります。また、心臓や肺などに病気がある場合も、呼吸が浅く新生児仮死になる確率が高まります。

【胎盤が原因】

赤ちゃんが生まれるよりも先に胎盤が剥がれ落ちてしまう、胎盤早期剥離になると、新生児仮死になる危険性が高まります。胎盤がはがれてしまうと、赤ちゃんは失血してしまうため仮死となり、母親も大量出血となるためショック状態になります。

胎盤早期剥離は母子ともに命の危険性が高まるため、早急に対応が必要となります。前置胎盤の出血も、新生児仮死の原因となります。

【臍帯が原因】

臍帯(へその緒)がつぶされることによって、赤ちゃんに血液が流れにくくなります。血液が流れにくいと、酸素が赤ちゃんに行きわたらないため、新生児仮死の原因となってしまいます。また、分娩時に赤ちゃんの首にへその緒が巻き付いていると、新生児仮死の原因となります。

新生児仮死の対処法は?

新生児仮死の対処法は?

新生児仮死と判断された場合、どのような対処を行うのかをご紹介します。

新生児仮死の場合、ラジアントウォーマーなどを使うなどして保温装置のあるところで対応をしていきます。気道内の吸引を行い、赤ちゃんが呼吸をしやすいようにしていきます。

また、皮膚の刺激を行い、赤ちゃんが自分で呼吸ができるように誘発します。それでも呼吸ができないような場合は、咽頭鏡を使って気道吸引を行い、気管内挿管によって酸素を投与します。

このような対処は、仮死蘇生術と言います。仮死蘇生術を行って、赤ちゃんの状態が安定すれば、新生児集中治療室で対応を続けていくようになります。

新生児仮死の予後

新生児仮死の予後

新生児仮死であっても、その後の治療によって、正常な発達をする赤ちゃんもいます。その一方、精神遅滞などの発達障害が現れる赤ちゃんもいます。

新生児仮死で生まれてくると、治療が難しい場合が多く、予後も悪くなる傾向があります。現在、新生児仮死に対しての蘇生技術力の向上をするための、新生児蘇生法普及事業が進められています。新生児仮死で生まれても、多くの赤ちゃんが助かるように、蘇生技術の向上に期待したいものです。

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