可愛い!一度に兄弟ができる!そんな甘い話ばかりではない多胎妊娠とは
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可愛い!一度に兄弟ができる!そんな甘い話ばかりではない多胎妊娠とは

多胎妊娠とは双子、三つ子など、2人以上の胎児を妊娠することを指します。可愛らしさと1回に2人以上産めることから、望む人も多いのですが、多胎妊娠はそんなに甘い世界ではありません。多胎妊娠の母体や赤ちゃんへのリスクや、出産後のメリットデメリットなどをまとめました。

多胎妊娠とは

多胎妊娠とは

「多胎妊娠」というと聞きなれない言葉のようですが、多胎妊娠とは、双子、三つ子、四つ子…。二人以上の胎児を同時に妊娠することを指します。

一部のお母さんにとっては多胎妊娠は魅力的です。双子ちゃんや三つ子ちゃんはとても可愛らしいです。また、晩婚や女性の社会復帰が問題となる現代で一度に二人以上の子供が産めることは時間のロスを回復させます。

しかし、実は多胎妊娠というのはそれほど甘い世界ではありません。

多胎妊娠の確率

自然妊娠の場合、多胎児が産まれる確率は2%程度です。双子が産まれる確率は1%ほど、三つ子が産まれる確率は0.1%くらいといわれており、赤ちゃんの数が増えるほど確率は桁違いに下がっていきます。

流産や早産、胎児の一部のみの流早産の可能性もありますから、多胎妊娠をする確率はもう少し高くなります。また、近年不妊治療の影響で多胎妊娠が増えてきていると考えられます。

バニシングツイン

バニシングツイン

双子の一方が妊娠のごく初期に消失してしまう現象をバニシングツインといいます。二卵性双生児に多い現象で全体の10%~15%にあらわれます。

二卵性双生児で妊娠8週目までの初期にバニシングツインが起こった場合は残った赤ちゃんの生命や健康にほぼ影響はありません。

多胎妊娠のリスク

多胎妊娠のリスク

母体へのリスク

多胎妊娠の場合、限られた子宮の中で2人以上の赤ちゃんを育てなくてはなりません。

つわりも重症化しやすく、妊娠高血圧症候群や貧血、妊娠糖尿病のリスクが上がります。

子宮の大きさに限界があるので、高い確率で早産となります。双子の場合は60%、三つ子の場合は90%が早産で生まれてきます。

また、小さな病院では出産を断られることもありますし、多くは帝王切開での分娩を選択されます。

赤ちゃんへのリスク

限られた子宮で育ち、早産傾向があるため多くの双子以上の赤ちゃんは低体重児として産まれます。一人で産まれた赤ちゃんの平均体重は約3,000gですが、多胎児の平均体重は2,200gです。

よって多くの多胎児は、低体重児や早産児としてのリスクを負うことになります。分娩時のトラブルも心配ですし、脳性麻痺や精神遅滞などの後遺症が表れることもあります。

多胎の種類とリスク

多胎には、一つの部屋で胎盤を共有しているタイプと(一絨毛膜一羊膜)、一つの部屋でそれぞれが個別の胎盤を持つタイプ(一絨毛膜二羊膜)、それぞれに個別の部屋、胎盤があるタイプ(二絨毛膜二羊膜)に分かれます。

同じ多胎と言っても、二絨毛膜二羊膜は低体重や早産以外に大きなリスクはありません。部屋が一つだとお互いのへその緒が絡み合うリスク、胎盤が一つだと一方の胎児に血液がとられてしまうリスクや一方の胎児が亡くなるともう一方も亡くなるリスクが出てきます。

産後のリスク

産後のリスク

全ての赤ちゃんが無事に産まれても、育児のリスクがあります。
同じ月齢の赤ちゃんが2人いたらお世話も2倍です。母乳も不足することが多くなります。
肉体的、精神的、経済的に負担が大きく、虐待や産後うつの確率が高くなります。

多胎児のメリット

多胎児のメリット安易な気持ちで望んではいけない多胎児ですが、もちろんメリットもあります。

やはり、可愛い、もの珍しいということで多くの方から声をかけていただけます。生まれた頃から兄弟がいて、おたがい成長させあう姿を見ることができます。

ワーキングマザーの場合、育児で仕事を離れる期間が1回で済むメリットがあります。保育園や幼稚園の入園を優遇してもらえることがあります。

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