子宮頚管が短いってどういうこと?妊娠・出産のリスクは?
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子宮頚管が短いってどういうこと?妊娠・出産のリスクは?

子宮頚管とは子宮と膣をつなぐいわゆる産道と呼ばれている部分のことをいいます。本来の正常な状態なら子宮頚管は4㎝程度の長さを保ちながら出産の直前まで固く閉じ早産を防止してくれます。しかし何らかの原因で子宮頚管が短い場合、妊娠や出産の大きなリスクになる可能性があります。

知っておきたい!子宮頚管が短い場合の症状や対処方法

知っておきたい!子宮頚管が短い場合の症状や対処方法

妊娠を経験した経産婦の女性や自分の母親から“子宮頚管が短かったから妊娠中や出産が大変だった”というような話を聞いたことはありませんか?

子宮頚管とは、子宮の下のほうから膣に向かって突出している円柱状の部分を指します。長さは非妊娠時で3㎝から4㎝、妊娠が近づくにつれてだんだん長さが短くなっていきます。

子宮頚管のについて正しい知識を持つことは安全に妊娠を継続していくうえでとても大切なことです。

子宮頚管の役割を知ろう

子宮頚管の役割を知ろう

子宮頚管とは子宮の下から突出していて子宮頚部内に存在している、子宮口と膣をつなぐ円柱状の管のような部分のことをいいます。子宮頚管は子宮と膣をつなぐ大切な役割をしていて、出産時に赤ちゃんが通ってくる部分です。

子宮頚管は“産道”という呼ばれ方をすることも多く、こちらの呼び名のほうが耳にしたことがあるという人は多いかもしれませんね。

また妊娠すると子宮頚管は硬く閉じた状態となります。妊娠中に子宮の中の赤ちゃんが成長途中で産まれてこないのは、子宮頚管が固く閉じて子宮口にしっかりと蓋をしてくれているからです。

子宮頚管が短いってどういうこと?

妊娠や出産のガイドラインによると、非妊娠時の平均的な子宮頚管の長さは40mm。

妊飲初期から中期にかけてはまだ40mm前後をキープしています。そして中期から後期に近づくにつれて少しずつ短くなり、最終的には25mmから30mm前後まで短くなります。

しかし中には、何らかの原因で子宮頚管が短い人や短くなりやすい人がいます。子宮頚管が短いということは、妊娠を継続していくうえで大変なリスクとなる場合があります。

子宮頚管が短くなる原因は?

子宮頚管が短くなる原因として考えられるのは、“子宮頚管無力症”が一番多いようです。

子宮頚管無力症とは、本来ならば出産の直前まで3~4㎝程度の長さを保ちながら閉じていなければいけない子宮頚管がどんどん短くなり出産の準備ができていない状態で子宮口が開いてしまう症状です。

体質的に子宮内や周りの筋肉が弱い女性に多い症状とされていますが、発症における明確な原因はまだ明確にされていません。

また妊娠前に子宮頸がんの手術を受けている場合、手術の影響で子宮頚管が短いことがあります。

子宮頚管の短さが原因で起きるトラブル

子宮頚管の短さが原因で起きるトラブル

子宮頚管が短いと診断された場合、一番気を付けなければいけないトラブルは“切迫早産”です。

切迫早産とは、簡単に言うと早産の一歩手前の状態です。赤ちゃんがまだ子宮内で十分に育ち切っていない状態で出産が始まりそうになっている、そんな危険な状態をいいます。

子宮頚管が短いと、お腹の中でまだ十分に成長していないにもかかわらず下に降りてきてしまい子宮口が開き分娩が始まってしまいます。

子宮頚管が短い場合の対処方法

子宮頚管が短い場合の対処方法

妊婦検診や切迫早産などで子宮頚管が短いと診断された場合、臨月を迎えるまでに子宮頚管の長さが3mm前後になると短くなっていると判断され、自宅での安静を指示されます。経過観察ののち、正産期に入る前に子宮頚管の長さが2.5㎝を切ると“切迫早産”と診断され管理入院が必要になります。

また、子宮頚管無力症と診断された場合は子宮頚管を縛る子宮頚管縫合手術(シロッカー)を受けなければいけない場合もあります。シロッカー手術によって子宮口を縛ることで、子宮頚管の長さを保ち早産を予防することができます。縛った子宮頚管は、赤ちゃんが十分に成長した37週前後になると抜糸が行われ通常通りのお産が行われます。

このように子宮頚管が短いと妊娠や出産の大きなリスクとなります。子宮頚管無力症は自覚症状がほとんどなく、妊婦検診でしか調べることができません。

決められた検診日時や検診回数はきちんと守りいち早く症状に気付けるようにしましょう。

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