中絶は薬でできるって本当?妊娠中絶薬の正しい知識を知ろう
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中絶は薬でできるって本当?妊娠中絶薬の正しい知識を知ろう

何らかの原因で妊娠の継続が不可能な場合、考えなければいけないことは”中絶”についてです。中絶は基本的に手術によって行われますが、”妊娠初期の中絶は薬でできる”というような話を聞いたことはありませんか?ここでは気になる薬による中絶の可否や副作用などについてお話ししたいと思います。

中絶は薬で可能?妊娠中絶薬の基礎知識

中絶は薬で可能?妊娠中絶薬の基礎知識

「中絶」とは、人工妊娠中絶の略称で妊娠の継続に関して何らかの問題があった場合、産婦人科医による施術や手術によって人工的に妊娠の継続を中断させることを言います。

現在の日本の法律で中絶が可能とされているのは、原則として6ヶ月の3週目とされる妊娠22週0日までです。つまり、妊娠21週と6日を経過した時点で原則として“いかなる場合でも”中絶することはできなくなってしまいます。

また妊娠の週数や胎児の状態によって中絶方法は異なりますが、基本的には中絶手術が基本となります。

そんな人工妊娠中絶の方法で“中絶は薬でも可能”そんな話を耳にしたことはないでしょうか?しかし、実際に薬での中絶は可能なのか?どういった効果があるのか?などあまり知られていません。
中絶は、方法にかかわらず母体への負担が大きく中半端な知識が命取りになるときもあります。

いざというときに間違った選択をしないように妊娠中絶薬について正しい知識をもちましょう。

妊娠中絶薬妊とは?

妊娠中絶薬妊とは?

中絶を薬によって行う場合使用される薬は“妊娠中絶薬”と呼ばれるものです。

現在日本で使用されている妊娠中絶薬は、「RU486」や「ミフェプリストン」と呼ばれる薬です。

ミフェプリストンは妊娠を正常に維持していくために必要なプロゲステロンという黄体ホルモンの抑制作用を持つ薬で、妊娠初期の段階において経口摂取することで妊娠の継続を不可能にします。

さらに、ミフェプリストンと合わせて子宮収縮剤を服用することで故意に子宮の収縮を引き起こし子宮内環境を悪化させ自然流産のような形で妊娠を強制的に終了させます。

妊娠中絶薬による成功率は9割と高くほとんどの人が妊娠を終了させることができるとされていますが、高い効果と引き換えに様々なリスクや危険性が伴います。

妊娠中絶薬の服用による危険性やリスク

妊娠中絶薬の服用による危険性やリスク

薬を服用した女性は95%の確率で妊娠の終了に成功しますが、残りの5%の女性においては胎児や組織が体内に残ったままになってしまうなどしたため再度通常の中絶手術による処置を受けているという報告も確認されています。

また中絶薬は、高い効果と引き換えに身体に大きな負担を与えさまざまな副作用のリスクが危険視されています。

副作用として多く報告されているのは、めまいや吐き気、身体のだるさ、1~2週間の出血などですが、場合によっては痙攣が起こったり出血が1か月以上続き輸血が必要な状態になってしまうといった重大な副作用も確認されています。

また、アメリカではミフェプリストンを服用後に敗血症を発症し死に至ったという報告もあります。

ミフェプリストンは日本では認可されていません

ミフェプリストンは日本では認可されていません

Pills / Jamiesrabbits https://www.flickr.com/photos/jamiesrabbits/5748419806/

ミフェプリストンなど経口妊娠中絶薬の使用は、現段階でアメリカなどのアジアの一部の国や欧米を中心に認可されています。

しかし、様々なリスクや危険性、倫理的な問題から現段階の日本では認可されておらずクリニックや産婦人科においても使用は認められていません。

過去には日本でも個人輸入によって購入できていた時期もあったようなのですが、個人使用によるトラブルが相次いだため2003年に個人輸入が制限されています。

つまり、原則として日本で妊娠中絶薬は使用できません。

国内での使用は“堕胎罪”に問われる可能性も

日本での個人輸入が制限されているといっても、現状インターネットによって個人での入手は不可能ではありません。

実際、日本人をターゲットとして妊娠中絶薬を取り扱っているサイトも簡単に見つけることができ値段も手術に比べると安く1万円~2万円前後で手に入ります。

しかし、医師の診察や処方を受けないまま自己判断での薬の服用による中絶は“堕胎罪”として法律で罰せられます。

そして何よりも、この先も妊娠を望んでいるなら自分の身体への負担やリスクなどを考え安易に判断をするのではなく真剣に中絶と向き合うことが大切です。

妊娠や中絶について不安や悩みがある場合、絶対に自己判断はせずになるべく早く産婦人科やレディースクリニックで相談しましょう。

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