妊娠中の発作で危険な疾患とは?てんかんと流産の危険性について
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妊娠中の発作で危険な疾患とは?てんかんと流産の危険性について

妊娠中の発作で危険な疾患には、喘息やてんかんが挙げられます。喘息は治療をしなければ母子共に酸欠状態となり早産の危険性がありますが、妊娠中のてんかんや子癇発作、パニック発作は母体や胎児にどの様な影響があるのか、リスクと対処法についてご紹介します。

妊娠中のてんかんの発作のリスクとは

妊娠中のてんかんの発作のリスクとは

妊娠中の発作の中で、てんかんが胎児に及ぼす影響と二種類あります。

それは治療薬と発作そのものが原因の酸欠です。ただし、てんかんの疾患そのものが胎児に影響を及ぼしません。てんかんには脳出血や脳梗塞などが原因のてんかんの場合と、原因が特定できないてんかんがありますが、殆どは遺伝するものではないので、胎児への遺伝の心配もありません。

気を付けなければならないのは薬の服用です。

抗てんかん薬の副作用で、赤ちゃんが奇形で生まれてくる確率が高くなることが判っています。そのため、薬を中止するケースがありますが、そのために発作を起こし、胎内の赤ちゃんに危険が及ぶことがあります。最も懸念されるのが酸素が胎児にいきわたらないことによる脳の障害や奇形で、切迫流産や早産のリスクも高まります。そのため、抗てんかん薬による治療は継続して行われることになります。

妊娠中のてんかんの治療法

妊娠中のてんかんの治療法

薬の治療による胎児への影響を考えると、薬の服用以外の治療を希望する妊婦も多いのですが、現在薬による治療以外に治療法がありません。発作を起こして母体と胎児を危険に晒すよりも、薬治療を続け、妊娠前の状態をキープする必要があります。薬の中でも胎児への影響が少ないものを選択することが最善策となります。

子癇発作の原因と症状

子癇発作の原因と症状

妊娠中の子癇発作は妊娠子癇と言い、分娩中に起る発作を分娩子癇、産後の回復期に起る発作を産褥子癇と呼び区別しています。そのでも発症する確率が高いのが妊娠子癇で、母子ともに命の危険のある恐ろしい発作なのです。

妊娠5ヶ月以降に起りやすく、妊娠中毒症と呼ばれる妊娠高血圧症候群の妊婦は特に注意が必要な疾患です。多くのケースで前兆として耳鳴りや頭痛、視野が狭くなるなど何らかの症状があるため、体の変化は逐一医師に伝えることが重要で、早期治療による予防につながります。子癇の場合痙攣を起こして失神、こん睡状態に陥ったまま意識が戻らず命を落とすケースも少なくないのです。

治療としては、血圧を下げる薬、鎮静剤の投与と絶対安静です。妊娠中毒症を早期発見早期治療することで、妊娠子癇を予防することが可能です。

パニック障害の発作の注意点

 パニック障害の発作の注意点

妊娠特有のホルモンの分泌が原因で、自律神経のバランスを崩しやすいため、精神的に不安定になり勝ちです。

そのためパニック障害に陥りやすく、妊娠中に発作を起こしやすいのです。妊娠というのは通常の状態とは異なります。妊娠がきっかけで様々な病気の症状が悪化することもあれば、改善することもあるのです。パニック障害も同様で、妊娠前に発作を起こしていた場合、妊娠により発作を起こさなくなったというケースも少なくありません。

どちらに転ぶかは判断できないため、薬による治療が必須となります。

薬の投与は妊婦の場合不安材料ともなりうるため、その場合は量を減らすことで心の安定をはかります。不安が発作の引き金となることを考慮し、妊婦にとって最も安心できる量と回数で治療できることが理想です。パニック障害の薬の多くは奇形の危険性があり妊娠中は服用できないため、どうしても服用の必要がある場合は、葉酸を服用するなどの工夫をします。

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