妊婦の手足口病予防 エンテロウイルスで胎児に異常が?
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妊婦の手足口病予防 エンテロウイルスで胎児に異常が?

妊娠中は薬を飲むことができないので、風邪をひいたり感染症に掛かったりしたくはありませんよね。妊娠中に気を付けたい疾患に、手足口病があります。手足口病は子どもがよくなる病気ですが、成人にもうつることがあります。妊婦の手足口病予防法についてご紹介しましょう。

妊娠中に気を付けたい手足口病とは?

手足口病に感染している患者のおよそ90%は、5歳以下の子どもです。

手足口病は、基本的には子どもの病気であると思っておいてよいでしょう。子どもが掛かる場合は、熱は高くても38度程度です。しかし、大人にうつる病気でもあります。大人が掛かると高熱が出て、40度近く発熱することもあります。

そして、手足口病は、妊婦が感染する可能性もあります。妊婦の手足口病予防や手足口病のエンテロウイルスについて紹介します。

手足口病の症状とは?

手足口病の症状とは?

子どもが手足口病になると、発熱し、口の中に痛みを訴えます。口の中に水疱を伴う発疹が出てくるのが特徴です。また、食欲がなくなり、ぐずぐずがひどくなることがあります。

手足口病に掛かると、まず発熱しそのあとに口の中に水泡ができます。舌や歯茎、頬の内側の部分に水泡ができるため、食べると痛くなり、食欲が落ちます。発疹は口の中だけではなく、手のひらや足の裏にも出てきます。また、おしりの一部にも出てくることも。

手足口病は熱が出てから1週間から10日前後で治ります。ごく稀に髄膜炎が発症する場合があり、そうなると発熱と同時に頭痛や首や背中の痛みなどが現れます。髄膜炎を併発した場合は、入院をして治療をすることがあります。

海外では、急性脳炎を起こして死亡する例もありました。1997年にマレーシアで、1998年に台湾で脳炎による急死が多く起こっています。

妊婦が手足口病に掛かると胎児に影響するの?

妊婦が手足口病に掛かると胎児に影響するの?

妊娠中は、手足口病の患者との接触をなるべく避けた方が良いとされています。妊婦が手足口病に掛かっても、症状は軽いか無症状のケースが多いです。妊娠中に手足口病にかかったとしても、妊娠中絶をしたり、死産や先天異常に至るという明らかな証拠は出ていません。

ただ、妊娠中に手足口病に掛かった大人の3割は、40度近い高熱を出します。口や手足にできる水泡も重症化しやすく、水泡性の発疹で爪がはがれてしまうこともあります。

そして、特に気を付けなければいけないのは、出産間近の時期や、出産時に母親が手足口病に掛かっている場合です。その場合は、新生児が感染してしまうことがあります。ほとんどの新生児は、手足口病に掛かったとしても軽症ですみますが、ごく稀に多臓器感染を起こすことがあります。多臓器感染になるのは、出生後2週間以内に感染した場合が一番高いとされています。

妊婦の手足口病予防法は?

妊婦の手足口病予防法は?

妊婦が手足口病に掛からないための予防法についてご紹介しましょう。

大人が手足口病に掛かると、子どもに比べて重症化しやすいです。妊娠中は人ごみをさけて、出かける場合はマスクの着用をするようにしましょう。また、帰宅時には手洗いうがいを徹底し、手足口病患者の咳やくしゃみなどによる飛沫感染を予防しましょう。

手足口病は、一度掛かったら、もうならないというわけではありません。同じ人が何度もなることがあるため、家族間でうつらないようにするためにも、通年の予防が必要です。

手足口病に掛かると1か月くらいは、排出される便に出てくるため、便の中に出たウイルスが経口感染しないためにも、兄弟などのおむつ替えの際にはしっかりと手を洗って予防をすることが大切です。

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