妊婦で盲腸炎になることもある。いつもと違う腹痛には気を付けて。
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妊婦で盲腸炎になることもある。いつもと違う腹痛には気を付けて。

妊婦で盲腸炎になるなんて、あまり想定しないことかもしれませんが、実際に妊婦でも盲腸炎になることはあるのです。早期に診断がつけば、薬での治療も可能ですが、重症化してしまうと赤ちゃんも妊婦自身も危険な状態になることがありますから、いつもと違う腹痛がある場合は、早めにかかりつけ医の診察を受けましょう。

妊婦で盲腸炎になることもあるの?

妊婦で盲腸炎になると発見しづらい。

妊娠すると、自分の体調の変化に対応することと、赤ちゃんがお腹で健やかに育ってくれるように考えることで頭がいっぱいで、盲腸炎にかかるかもしれない、などと考える人はほとんどいないかもしれません。

でも、実際には1500人に1人の割合で妊婦が盲腸炎にかかっているというデータもありますから、妊娠中に盲腸炎になることはそれほど珍しいことではないのです。

盲腸炎は、正式には虫垂炎と呼ばれるもので、その名の通り炎症を起こしているものですが、早めに診断が付けば、薬での治療が可能であり、妊娠中であっても、それほど恐れる病気ではありません。

ただし、重症化してしまっている場合は、盲腸が破れてしまったり、腹膜炎を起こしてしまうケースもあり、そのような場合は、赤ちゃんだけでなく、妊婦自身も危険な状態になることがあります。

早期の診断が望まれる妊婦の盲腸炎ですが、妊娠中は妊婦側でも医師の側でも盲腸炎を見つけにくいというのも事実です。

妊婦の側では、妊娠中はお腹の張りなどが起こりやすいことから、盲腸炎の痛みもお腹の張りのように考えてしまって気付かないことがあるようです。

また医師の側からすると、盲腸炎の診察では最初に行われる触診の際に、妊娠したことで子宮が大きくなり盲腸の場所もずれてしまっていて、正しい場所の触診ができないケースがあること、盲腸炎の判断材料となる血液検査では、盲腸炎の場合でも妊娠の場合でも白血球が増えているため判断がつかないこと、赤ちゃんへの影響を考えて、レントゲンを撮ることができないことなどから、盲腸炎かどうかの診断が難しくなるのです。

妊婦で盲腸炎になると発見しづらい

盲腸炎の症状とは。

妊娠中は、お腹の張りとも間違えてしまいやすい盲腸炎ですが、どのような症状が出るのでしょうか。

盲腸炎の場合、最初から下腹部の右側が痛いとは限らず、おへその周りやみぞおちのあたりの痛みから始まり、だんだんと右下腹部に痛みが移動していくことも少なくありません。

また、腹痛に伴って、下痢や吐き気、37、38度の発熱があるケースもあります。このような症状があるにもかかわらず放置しておくと、盲腸から腹膜炎を引き起こしかねません。腹膜炎になってしまうと、死産や流産のリスクも高くなります。
腹膜炎になってしまうと、死産や流産のリスクも高くなりま

妊娠中の盲腸炎の治療とは。

投薬の場合も手術の場合もある。

妊娠中であっても、盲腸炎の治療は可能であることがほとんどです。大切なのは、症状が悪化してしまう前の早期に治療を行うことです。

盲腸炎が早めに見つかったときは、薬での治療が可能となり、妊娠中に服用しても大丈夫な抗生物質によって治療が行われますが、この場合でも、1週間程度は入院が必要となることが多いものです。

また、薬での治療が困難なときは、開腹または腹腔鏡で手術が行われます。開腹手術でも腹腔鏡手術でも麻酔が必要となりますが、妊娠中のこの手術の麻酔による赤ちゃんへの悪影響は、これまでの例から、心配する必要はありません。

入院や手術となると、それにかかる医療費も心配になるかもしれませんが、保険が適用されるのでおよそ7万円から10万円程度と考えておけばいいでしょう。

手術の場合は、開腹手術に比べて、腹腔鏡手術の方がキズは小さく、また妊婦自身の身体への影響も少なくて済みますが、費用は高くなります。また、症状が悪化してしまってからの治療となると、その分入院も長くなってしまいますから、治療費も高くなります。

妊娠中は、様々な体調の変化がありますが、少しでも体調の異変を感じたときは、ためらわずにかかりつけ医で診てもらうようにしましょう。

心身のストレスは、赤ちゃんにも妊婦自身にも良くない影響を与えかねませんから、一人で心配したり、不安になったりせずに、医師に相談することが大切です。

少しでも体調の異変を感じたときは、ためらわずにかかりつけ医で診てもらうように

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