羊水が多いと何がいけないの?赤ちゃんは大丈夫?
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羊水が多いと何がいけないの?赤ちゃんは大丈夫?

赤ちゃんが妊娠期間中過ごす子宮には羊水が満たされ、赤ちゃんはぷかぷか浮いて過ごしています。しかし羊水が多いことや少ないこともあり、赤ちゃんの成長に影響するようです。羊水の役割や羊水の量について調べてみました。

赤ちゃんにとって羊水とは

赤ちゃんは胎芽として子宮内膜に着床したときから羊水の中で成長していきます。

妊娠16週以降の妊娠中期になると、赤ちゃんは羊水を飲んでは出すを繰り返し、羊水は赤ちゃん自身のおしっこでいっぱいになります。おしっこといってもきちんと赤ちゃんの腎臓が無毒化していますし、羊水の中の老廃物はへその緒を通じて胎盤に排出されるので、きれいな状態です。

赤ちゃんは羊水を消化管で吸収して血液を作っています。また、この羊水の中にぷかぷか浮いているわけですが、羊水を肺まで取り込むことにより産まれたあとの呼吸の練習をしたり、胎動としてかんじられるような運動をして筋肉や骨の発達を進めています。またこの羊水の状態を調べれば、赤ちゃんが順調に成長しているかがわかるんですよ。

赤ちゃんにとって羊水とは

Our little water baby / mrsjadekenny https://www.flickr.com/photos/missjadeallen/11903213484/

羊水はどのくらいの量?

羊水はもちろん赤ちゃんの成長とともに増えますが、出産まで増え続ける分けではありません。

妊娠10週のころには25ml程度だった羊水は徐々に増え、妊娠30週から35週には最大量の800mlになります。その後は少し減り40週ころは500ml以下に。羊水の量は健診でのエコーにより計算されて測ります。

羊水の量は多すぎても、少なすぎてもいけません。

前述のように赤ちゃんは羊水を飲んでは排出するということを繰り返していますので、羊水の量によって赤ちゃんの状態が正常なのか、を診断します。

羊水はどのくらいの量?

Day 183: “Half full” / seanmfreese https://www.flickr.com/photos/seanfreese/7484581316/

羊水が多い場合

羊水は、上限とされる800mlを超えると、羊水が多い、と診断され、羊水過多症と称されます。

羊水過多症の原因を探る

赤ちゃんが羊水を飲んでも羊水の量が多い、ということは飲む量よりも尿が多い、もしくは羊水を飲む力が劣っている、ということになります。

原因には様々なことが考えられますが、双子以上の場合が尿が多くなることが多いようです。複数人分の量ですからね。また、腎臓や肺の機能異常による場合もありますが非常にまれのようです。

羊水過多症の原因とは?

Sleeping Twins / donnierayjones https://www.flickr.com/photos/donnieray/9248400652/

羊水過多症の多くの場合は、羊水を飲んだあとに吸収が少ない場合です。消化器系や脳神経系の異常が考えられます。またお母さんが糖尿病の場合も、赤ちゃんが高血糖になり尿が増えてしまう場合があります。

羊水過多症の治療

羊水が多く、お母さんの自覚症状がある場合は、治療が必要です。

お腹がはりやすかったり、呼吸困難になったりする状態は、大量の羊水が子宮を押し、切迫早産になる可能性もあります。慎重な処置が必要ですが、吐き気や寒気など症状がひどい場合は、腹壁から穿刺針を子宮腔内に刺し入れ、羊水を吸引することもあります。

しかし急激に羊水が減り、子宮内が減圧されると、剥離胎盤や子宮の収縮が起こる危険があります。しかも羊水の吸引は一時的な改善しか見込めないこともあり、十分に赤ちゃんが育っていれば、帝王切開での早めの出産の可能性もあります。感染症の危険性があるので、通常の分娩はさけます。

羊水が少なすぎても、、、、

羊水は多すぎてもいけませんが少なすぎても危険です。100ml以下になると羊水過少と診断されます。

羊水の大きな役割として、外部からの衝撃を守るクッション機能がありますが、羊水が少ないとクッションがない状態ですので、お母さんの行動にも慎重さが求められます。また、赤ちゃんは羊水を飲んで産まれたあとの肺呼吸の練習をしているので、羊水が少ないとこの行動ができずに、肺の発達に非常に影響を与えるので、とても問題です。

羊水が少なすぎても、、、、

Revisión / Daquella manera https://www.flickr.com/photos/daquellamanera/4552684463/

妊娠初期に羊水が少ないと先天性異常の場合があります。

ただし羊水過少の約半数は妊娠37週以前に起き、前期破水が原因の場合が多く、通常は基本的には安静にし、入院して経過をみて治療が行なわれます。また血流が悪いことによって羊水が減少する場合もありますので、血流を悪くするタバコは必ず控え、お腹もあまり締め付けないような服装を心がけましょう。

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