羊水が少ない「羊水過少症」!羊水量が赤ちゃんに及ぼす影響とは?
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羊水が少ない「羊水過少症」!羊水量が赤ちゃんに及ぼす影響とは?

羊水が少ないと健診で言われたら、ちょっと寝耳に水で驚きますよね。羊水量には個人差があるので多少は問題ないのですが、極端に少ないと羊水過少症です。ではなぜ羊水が異常に少なくなってしまうのでしょうか?また羊水が少ない場合にはどのような影響が赤ちゃんやお母さんに起こるのでしょうか?

羊水はなぜ「羊」と書くのかきになったことはありませんか?羊膜の内側を満たす液なので羊水と言うそうです。

では羊膜の語源とは何かというと、ギリシア語のいけにえの血を入れる鉢からきていて、羊水に血が混ざっていてそのように見える、その鉢に形が似ている、軟らかさが小羊に似ているからなど諸説あります。

まあそれはさておき、羊水が少ない・多いと耳にしますが、なぜそのようなことになるのか、それがお腹の赤ちゃんにどれだけ影響があるのでしょうか?

今回は、羊水が少ない「羊水過少症」について見ていきたいと思います。

羊水が少ない「羊水過少症」!

羊水の量ってそんなに大事なの?

赤ちゃんが羊水に満たされてすくすく育つ、そんな幸せばイメージがありますが、羊水の量そのものにどんな意味があるのかを想像するのは少し難しいですね。

そもそも、羊水の量がお腹の赤ちゃんの成長を見ていくための重要な指標になると認識考されるようになったのは比較的新しいことです。

それはひとつには、超音波診断が普及したことが大きいです。今日では、超音波にうつる羊水の量だけでなく、さまざまな診断法があります。

じつは羊水、その多くが赤ちゃん自身のおしっこです。

羊水は赤ちゃんのおしっこ

ちょっと衝撃的なこの事実、赤ちゃんがおしっこして、飲み込んでまたおしっこしてと循環しているわけですが、そのことが分かってからは、羊水の量は積極的に測定されるようになりました。

こうして羊水の量は、お母さんと赤ちゃんの状態を知るための手がかりとして考えられています。

つまり羊水の量が少ないまたは多い場合は、状態によってはハイリスク妊娠として捉え、注意すべきというわけです。羊水過少症は、羊水が極端に少ないことですが、そうなるとどのようなことが赤ちゃんに影響するのでしょうか。

羊水は赤ちゃんのおしっこ

羊水の量が赤ちゃんに及ぼす影響

羊水の量が異常に少ないと、赤ちゃんの肺の発達が遅れたり、長期間の過少は赤ちゃんの運動が制限されてしまうので骨の発育に異常がでたり、圧迫されて変形が生じたりすることも中にはあります。

毒症や胎盤早期剥離の合併頻度も高まりますので注意が必要です。こうして羊水過少症には、体重増加不良、子宮底長増加不良、胎動減少といった症状が現れてきます。

羊水が減少する原因は分からないことも多いのですが、赤ちゃん側の原因としては、尿路の先天異常や発育が遅れている場合、胎盤の機能に異常が見られる場合などです。

発育が遅れる可能性のひとつに、ウイルスや細菌による感染症があります。例えば、風疹やインフルエンザ、サイトメガロウイルス、リステリア、結核、梅毒、トキソプラズマなどがあげられます。

羊水の量が赤ちゃんに及ぼす影響

羊水の量は妊娠期によって変化する

またお母さん側の原因としては、小柄で体重増加が少ない場合、先天性心疾患合併妊娠、膠原病や高血圧などの慢性疾患の場合などです。

また、感染などにより発症した前期破水、妊娠が42週以上と長期化した場合なども原因としてあげられます。実は羊水の量は、正期産の時期になると自然と減ってきます。しかし、妊娠40週を過ぎるとなんと急激に減少してしまうのです。

さらに、たばこやアルコールの摂取には注意が必要です。妊娠中のたばこやアルコール、自己判断による薬の服用などを控えることは、羊水過少症を予防することもつながるので母の自覚として注意していきたいところです。

羊水が異常に少ないと赤ちゃんへのリスクが高い

じつはお母さんの体にはあまり深刻な症状が見られないのが特徴です。

羊水の量が多すぎる場合には、お母さんの横隔膜に圧力がかかり重度の呼吸障害になることもありますが、羊水が少なすぎる場合には赤ちゃん側にその影響が大きくなってしまいます。予定日までの期間が長い場合には人工羊水を注入したり、予定日が近い場合には帝王切開か誘導分娩をします。

健診で「ちょっと羊水が少なめですけどそこまで心配いりません。」このような先生のちょっとした一言でもお母さんは不安に思ってしまうものです。でもこの場合は、極端に少なすぎると言っているわけではありません。「心配いらないなら言わないでよ」と思うかもしれません。基本的には羊水の量については個人差もあるので多少の少なめ・多めはあまり心配する必要はありません。

注意して羊水を見ていきましょうということだと理解してはいかがでしょうか?

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