生命の海に浮かぶ、赤ちゃんと羊水のフカーい関係。
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生命の海に浮かぶ、赤ちゃんと羊水のフカーい関係。

どんどん大きくなるお腹、胎動を感じると赤ちゃんが生きてるって感じますね。そんな子宮の中で赤ちゃんは羊水の中に浮かんでいるって聞いた事はあるけれど、羊水がどんな役割をしているって結構知らなかったりしますよね。赤ちゃんと羊水の関係を調べてみました。

赤ちゃんと羊水

羊水の役割ってなんなの?

Reese Learning to Float / donnierayjones https://www.flickr.com/photos/donnieray/14307567197/

赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいるとき、浮いているのが羊水。

へその緒でお母さんとつながりながらもぷかぷかと子宮の中で浮いているのは、周知のことですが、羊水の役割についてはあまり知られていませんね。

羊水っていつからあるの?

受精卵が子宮内膜に着床し、胎芽となった時から、実はもう羊水の中にいます。この頃の羊水はお母さんの血液の水分と栄養分、また胎芽自身からにじみ出た成分とがまざったものです。

羊水っていつからあるの?

scan01 / Leonid Mamchenkov https://www.flickr.com/photos/mamchenkov/190534210/

胎児となるころ、、、

妊娠10週を過ぎると胎児と呼ばれますが、骨の形成が始まり、徐々に体内の器官が発達してくると、羊水の成分も変わってきます。

妊娠中期になると赤ちゃんは羊水を飲んでは排出する、と何度も繰り返し、羊水はほとんど赤ちゃんの排出した尿で満たされています。

尿を飲んでも大丈夫なの?

尿を飲んで排出してるって、赤ちゃんは大丈夫なの?と不安になるかもしれませんが、赤ちゃんの腎臓はしっかり機能しているんですよ。胎芽の時期にもう腎臓は形成されていて、有害なアンモニアが含まれる尿を排出しないように働いているのです。すごいですね。

また羊水中の老廃物はへその緒を通じて母体へ排出されるため羊水の中はきれいなんですよ。妊娠後期になると赤ちゃんは1日に500mlもの羊水を飲み、消化管で吸収して、自分の血液を作ります。

その血液はへその緒から胎盤に運ばれ母体できれいにしてもらったら、またへその緒から赤ちゃんに戻ってきます。このように羊水は循環していて、1日で羊水の半分は新しいものに入れ替わっています。

赤ちゃんと羊水は一心同体なんですね。

赤ちゃんと羊水の関係

妊娠28週ころに羊水は800mlほどになり満杯です。これは腎臓が活発に動いていることを意味していますが、羊水の働き、とは上記以外に何があるのでしょう。

羊水の働きは他に何があるの?

羊水の役割-クッション

子宮と赤ちゃんの間に羊水が満たされ、赤ちゃんはぷかぷか浮いているわけなので、母さんが転んだり、お腹に何かがぶつかったときに、羊水がクッションの役割をして赤ちゃんに直接、衝撃や振動が伝わりません。まもられているのですね。

羊水の役割-保温と防御

上記の物理的衝撃と同様に、羊水に包まれているため、外の温度変化が直接赤ちゃんに伝わらず、赤ちゃんの体温を一定に保つことができます。

また、外気の変化によって、羊水の温度も変化することにより、赤ちゃんの皮膚の血流を変化させ体温を一定にする役割もあります。

また母体よりも高い温度に保たれることにより感染症から守るほかにも、羊水そのものにも抗菌物質が含まれているので、侵入してくる細菌による感染を防いでいるとも言われています。

保温と防御の役割も

羊水の役割-運動

赤ちゃんが大きくなると胎動を感じますね。子宮の中で赤ちゃんがスムーズに動けるのも羊水のおかげ。浮いていなければきつきつで動けません。羊水の中で動くことにより、筋肉や骨を発達させているのですね。

羊水の役割-器官の発達

赤ちゃんは胎内にいるときは肺呼吸をしていません。産まれて初めて、おぎゃーと泣いて肺呼吸を始めます。しかし、急に肺呼吸ができる分けではなく、なんと羊水を肺まで取り込んで、排出するということを繰り返して、呼吸の練習をしているんです。羊水の大事な役割の一つです。

羊水の役割-チェック機能

妊娠期間と通して、羊水の量や成分で、赤ちゃんの状態をチェックすることができます。羊水が多すぎれば、消化器官の異常が疑われますし、少ないと腎臓の異常が疑われます。

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