妊娠前の病気があっても大丈夫!主治医と相談して計画妊娠
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妊娠前の病気があっても大丈夫!主治医と相談して計画妊娠

妊娠前の病気があると、妊娠によって症状が悪化することがあります。このような合併症妊娠にはどのような病気があり、それぞれどのような点に気をつければよいのでしょうか。また、持病がある場合にはあらかじめ主治医と相談しながら計画的に妊娠をすることが大切です。

医学の進歩で妊娠前の病気があっても出産可能に

妊娠前の病気があっても出産可能に

妊娠中に病気となる合併症妊娠という言葉があります。この言葉には、妊娠してから病気になった場合と妊娠する前から病気を発症している場合の2つ場合があります。

以前は妊娠前に病気である人は、体力的にも医学的にも妊娠、出産を勧められることがありませんでした。しかし、最近では医学の進歩によって、持病のある人でも比較的安全な妊娠、出産ができるようになり、病気を抱えながら出産をする人も少なくありません。

持病がある人は計画的な妊娠が望まれます

妊娠前から病気である場合には、妊娠しても大丈夫かどうか、かかりつけの医師とよく相談する必要があります。このとき、妊婦の病状が悪化した場合には、止むを得ず中絶を選択する場合があることなどのリスクについても、十分に話し合う必要があります。具体的にはどのような病気が合併症妊娠のもとになるのでしょうか。

合併症妊娠のもととなる病気には、内分泌系、心臓、呼吸器、腎臓、血液や自己免疫疾患の病気など多岐に渡ります。

【1】糖尿病

糖尿病の心配のある人は、妊娠前、妊娠中、出産後にも食事内容に関して注意が必要

特に最近では、内分泌系の病気である糖尿病、もしくはその予備軍の人の妊娠が増えています。

糖尿病は以前は贅沢病などと呼ばれ、生活習慣や食習慣によるところが大きいと言われてきましたが、最近では代謝特性や遺伝的な要素によってもなりやすいことがわかっています。また、現代の食生活の中で多く摂取される、生成された炭水化物も糖尿病の因子になると言われています。

糖尿病の心配のある人は、妊娠前から妊娠中、そして出産後にも食事内容に関して注意が必要です。とはいえ、それほど神経質になる必要もなく、基本的には精製された炭水化物を避け、植物性の脂質を多く摂取するなどを気をつけながら、添加物などの摂取を控えるだけでリスクはかなり軽減します。

【2】甲状腺機能亢進症

次に内分泌系で多いのは、甲状腺機能亢進症です。女性は甲状腺ホルモンの病気になる人が多くいます。

最近では甲状腺機能亢進症であっても、ホルモンバランスを整えることができれば、健康な赤ちゃんを産む事はそれほど難しいことではありません。甲状腺機能亢進症の治療薬で、赤ちゃんの健康を害するということも報告されていないため、服薬ができるので生活の質が落ちることはなく過ごせるでしょう。

出産後は母乳に影響のでない薬に変えることが求められる場合もありますが、必ずしも母乳で育てる必要もないので、体調を見ながらできる範囲での授乳を目指すことが大切です。

【3】心臓病

心臓病の場合には特に体調のコントロールが大変になります

内分泌系の病気に比べて、今でも妊娠、出産の難易度が比較的高いのは心臓の病気です。妊娠によって持病が悪化することも多く、その点でも神経を使います。特に先天性心疾患がある場合には、生まれた子どもにも同じような疾患がでる確率が非常に高くなるという統計データもあります。また、心臓病の場合には妊娠8〜10ヶ月で心不全を起こしやすくなるため、流産や早産、あるいは妊婦自身が亡くなるといったケースもあります。このように心臓病の場合にはその程度によりますが、特に体調のコントロールが大変になります。

【4】喘息

妊婦で喘息であるという人もそれほど珍しくはありません

妊娠中につらい症状として喘息があります。喘息は比較的珍しい病気ではなく、また妊婦で喘息であるという人もそれほど珍しくはありません。

喘息の薬は、種類によっては妊娠中に服用しない方が良い物が多いため、妊娠する場合には計画的にすることが望ましいと言われています。ただ、最近では妊娠中でも服用できる薬があるため、それほど神経質になることもありません。

喘息の持病がある場合には、出産する病院は総合病院である方が、産科、内科などの連携がされやすく、より良い医療サービスが受けられるのでおすすめです。

【5】腎臓

妊娠において、最も危険であると言われるのは腎臓病

妊娠において、最も危険であると言われるのは腎臓病です。腎臓は妊娠によって、負担のかかり方が他の臓器よりも大きく、さらに高血圧になる危険性も高くなることが指摘されています。

そのため、腎臓病の人は妊娠以外の方法の養子縁組などで子どもを持つなど幅広い選択肢を考えることが良いでしょう。

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