妊婦の立ちくらみの原因は?妊娠周期別の原因と対処方法
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妊婦の立ちくらみの原因は?妊娠周期別の原因と対処方法


妊婦の立ちくらみ

妊娠中に立ちくらみがすることがあります。目の焦点が合わずふらふらっとする、立って座った際に動悸がする、寝ようとすると動悸がする、動悸がひどくて座り込んでしまうなどの症状です。妊娠中の立ちくらみは、約半数の人が経験するそう。どのような原因によるのでしょうか?

妊婦の立ちくらみの原因は?

①貧血が原因で起こる

妊娠中は、お腹の赤ちゃんの発育に鉄分が使われるため、ママの鉄分が減って貧血になりやすくなります。

妊娠中は自律神経の働きが鈍くなり、血圧のコントロールがうまくいかず血液が子宮に集中して脳に十分行き渡らないため脳貧血を起こすことがあります。脳貧血がひどくなると、立ちくらみやめまいが起きることも。

②低血圧が原因で起こる

起立性低血圧とも呼ばれる低血圧によっておこることもあります。症状は、貧血による場合と似ており、耳鳴り、吐き気、首から肩にかけての痛みなどの前兆を伴うこともあります。

妊娠中は、妊娠を維持させるホルモンの作用によって血圧の調節が鈍くなっています。急に立ち上がると、血液が脳に行くのが追いつかず、立ちくらみを起こす可能性があるのです。

もし妊娠中に立ちくらみがしたら?

立ちくらみがして、転倒して流産してしまったら取り返しのつかないことになります。予防したり、立ちくらみがしたときの対策をとっておくことが必要です。

対策1:倒れないようになるべく何かにつかまろう

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立ちくらみでなにより怖いのは転倒してしまうことです。立ちくらみが起きた時に転倒しないように、周りに手すりなどがある場合は使用するようにしましょう。もし周囲につかられる場所がない場合は、ふらっとを最初に感じた際は無理をせずに、しゃがむようにしましょう。

対策2:頭を低くして横になる

立ちくらみを感じたときには、横になっていると、脳に血液が戻ってきて、症状がおさまってきます。家など休める場所で起きた場合は一度お休みするのがお勧めです。

対策3:立ち上がるときはできるだけゆっくり

急に立ち上がると、血流が追いつかずに立ちくらみがすることがありますので、ゆっくり立ち上がるようにするとよいです。

対策4:日常から意識的に鉄分を摂取

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妊娠中は鉄分が使われますので、鉄分を摂りましょう。鉄分は日本人にはつねに不足しがちですので、食事で意識して鉄分を取り入れてください。サプリメントや鉄剤を飲んでもよいです。また、鉄分は、ビタミンCと一緒にとると吸収がよくなるので、ビタミンCを含む食品もあわせてとりましょう。

鉄分を多く含む食品 . . . レバー、煮干し、いわし、マグロ赤身、牡蠣、ひじき、あさり、豆腐、ほうれん草、きくらげ、小松菜、etc。

妊娠中期以降の立ちくらみ

また、妊娠中期以降になると、仰向けに寝ていても立ちくらみと同じような、ふっと気が遠くなるような症状が起きることがあります。これは「仰臥位低血圧症候群」と呼ばれ、お腹の赤ちゃんの成長のため大きくなった子宮によって腹部の大静脈が圧迫されることが原因で起きます。ママの脳やお腹の赤ちゃんへ送る血液の量が減少し、この状態が長く続くと胎児の心拍数が下がったり低酸素状態になるおそれもあります。

もしこの症状が起きたら…

このような場合は、左側を下にして横向きになるか、仰向けでも背中を軽く起こした姿勢をとってください。静脈の圧迫が軽くなり、症状が軽くなります。

中期以降に何度も立ちくらみがあったら病院へ

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妊娠中は立ちくらみが起きることもあり、とくに妊娠中期以降はお腹の赤ちゃんへの危険もあります。もし、何回も立ちくらみが起こるようでしたら病院へ行きましょう。

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