妊娠初期の動悸の考えられる原因とその対処法
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妊娠初期の動悸の考えられる原因とその対処法

妊娠初期の動悸に悩まされている妊婦さんは実は50%を超えると言われています。妊娠初期の動悸の原因を探ってみました。問題ないあの症状から、赤ちゃんに影響があるといわれているあの病気、妊産婦の死因2位のあの病気まですべてがわかります。

妊娠初期なのにドキドキして息苦しい

胸がドキドキして息苦しい妊娠に気づいて嬉しいけど、胸がドキドキして息苦しさに悩まされていませんか。赤ちゃんに酸素は行き渡るのか心配にもなります。
妊娠初期の動悸はどうして起きるのでしょうか。

よくあるつわりの症状?

妊娠初期の身体症状で8割の妊婦さんに起こるのがつわりです。つわりというと、一般的には吐き気や便秘、下痢などの胃腸の症状が有名ですが、動悸や息苦しさを感じる妊婦さんもよくいるのです。
妊娠初期の動悸は実は半数の妊婦さんに起こるよくある症状なのです。妊娠するとホルモンバランスが大きく変わるために呼吸中枢が刺激されて動悸や息苦しさを感じます。もちろん、つわりの症状としての動悸はまったく心配ありません。

鉄欠乏性貧血

妊娠初期の動悸の原因の一つに貧血の症状も挙げられます。妊娠すると赤ちゃんに血液を回すために血量が急に増えます。
特に元々貧血気味のお母さんは鉄欠乏性貧血になりやすくなります。
鉄欠乏性貧血の症状は動悸のほかに、疲れやすさやだるさなどもあります。
鉄欠乏性貧血の場合は妊婦健診などで異常が指摘された場合は鉄剤や漢方薬などが処方されることもあります。軽症の場合は食事の改善や急激な動作を避けることで改善することもあります。
妊娠中の鉄欠乏性貧血では産まれた後の赤ちゃんに鉄分が不足することもありますので注意が必要です。

妊娠高血圧症候群

妊娠高血圧症候群でも動悸が起こることがあります。かつては「妊娠中毒症」といわれていた妊娠高血圧症候群でも、動悸が起こることがあります。
妊娠高血圧症候群の多くは妊娠中期や妊娠後期以降に指摘されますが、妊娠初期から妊娠高血圧症候群の症状に悩まされる妊婦さんも妊娠高血圧症候群のおよそ10%くらいに見られます。
妊娠高血圧症候群を指摘されたら、医療機関の指示に従って適切な管理をすることが大切です。

パニック障害

妊娠中に初めてパニック障害の症状が出る女性も案外少なくありませんパニック障害とは身体的には問題がないのに、動悸やめまいなどの発作が起こる病気です。パニック障害の動悸の特徴は、救急車を呼びたくなるような非常に激しい発作であるにもかかわらず、検査をすると身体的に異常がないことです。
不安や恐怖心が原因といわれ、日本でもたくさんの患者さんがこの病気に悩まされています。妊娠とは嬉しい反面、不安や恐怖などのストレスも感じやすい出来事です。ですから、妊娠中に初めてパニック障害の症状が出る女性も案外少なくありません。
妊娠中の治療は心理療法や、重い場合は妊娠中でも飲める薬があります。

妊娠中の心臓病

頻度は低いのですが、妊娠中に心臓病(心疾患)になる方もいます。妊娠自体が心臓に大きな負担をかけます。そのため、以前からあった心疾患が悪化したり、気づかなかった心疾患の症状が出ることがあるのです。
周産期の死亡原因で心疾患は脳疾患に次いで2位の死因です。
また、妊娠中の心疾患は出産後のお母さんの健康や赤ちゃんの健康に影響を及ぼすこともあります。妊娠中の心疾患の場合妊娠が進むにつれてだんだん症状も重くなってきます。
ただし、重度の心疾患があっても大多数のお母さんは無事に出産することができます。心疾患と診断されたら医師の指示に従って管理や治療などを行いましょう。

妊娠中の動悸の対応

妊娠中の動悸の悩みは早めに医師に相談しましょう急に動悸の発作に襲われたときは座るなど楽な姿勢で休みましょう。深呼吸をしたり、首の動脈や目を押さえることで落ち着くこともあります。
これまで触れたとおり妊娠初期の動悸には思いがけない病気が隠れていることもあります。
妊娠中の動悸の悩みは早めに医師に相談しましょう。

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