子供が幻覚や幻聴を訴えるのはなぜ?原因と対処法はこうする
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子供が幻覚や幻聴を訴えるのはなぜ?原因と対処法はこうする

子供が幻覚や幻聴を訴えたときは、それ以外にどのような症状が出ているかをまず確認します。高熱が出ていないか、その前に薬は飲まなかったかなど子供の周囲のことを調べましょう。ここでは子供が幻覚を訴えたとき考えられる原因と対処法を解説します。

子供が幻覚を訴えた時は

子供が幻覚を訴えた時は

例えば「黒い虫がたくさんいるといって逃げ出す」「怖い怖いといってうろうろする」など、幻覚や幻聴を感じて子供が不安を訴える時には否定をせず、まず子供の周囲はどのような状態かチェックしましょう。

子供の幻覚や幻聴の原因と対処法

熱せん妄

熱せん妄

インフルエンザの治療薬「タミフル」を服用した時に幻覚や幻聴が見えると聞かれますが、高熱だけで何も薬を使っていない場合でも起こる場合があります。たとえば、急に子供が「虫がいる」と騒ぎだし手で払いのけようとするなど。中には好きなキャラクターや友人が見えることもあります。

対処法

のどが渇くと起きやすいため水分をたっぷりとらせ、不安がる時には優しく抱きしめて落ち着かせます。小学生以下の子供に起きやすく、夜中の方が発生しやすいです。治療法はありませんが、繰り返す場合は病院へかかりましょう。

夜驚(やきょう)症

夜驚(やきょう)症

夜中に怖い夢でも見たかのように恐怖におびえて目を覚まします。

じっとしていられず、怖がりながら部屋の中をうろうろしたりがたがた震えたり、何も持っていないにもかかわらずそれを持つようにと渡してくるなどの状態がおきることも。半分目覚めて半分寝ているような状態ですが、意識はあります。

しかしそのあと寝てしまえば朝まで眠り、翌朝には何事もなかったようにしています。

対処法

睡眠のリズムがまだ整わない10歳くらいまでの子供に起こることがある症状で、眠ってから一時間くらいした頃の深い眠りに切り替わっていくときに起こりやすくなります。特に日中興奮することがあった場合には症状が出やすいです。

なるべく落ち着いて眠りにつけるよう環境を整え、おびえる様子があればなだめて不安を取り除いてあげます。年齢と共に次第に症状がなくなっていきますが、年齢を重ねても状況が変わらない時には受診しましょう。

統合失調症

統合失調症

周囲が自分のことを非難している、自分の考えが人にもれているなどの幻覚や幻聴は統合失調症の症状の一つにあります。平均的な発症年齢は、男性が18歳女性が20歳といわれますが、まれに7歳の子供でも発症したケースも。しかし子供の場合、不思議な言動や行動は子供らしさからくるものととらえられ、統合失調症の発見が遅れる場合もあります。

治療法・対処法

精神科医など専門家を尋ねて問診を受けましょう。統合失調症と診断された場合には、薬物治療とリハビリが行われます。

薬物治療では、幻覚や幻聴を訴える時には抗精神病薬が処方され、不安や緊張がある時はそれを和らげる抗不安薬、眠れない時には睡眠薬が出されます。注意すべき点は症状が軽くなったり見られなくなった時で、医師の指示を仰がず勝手に服用をやめてしまうと症状が悪化することもあります。

リハビリは、他の患者と一緒にレクリエーションをする作業療法や患者さんと共に社会生活の作業を行う社会生活技能訓練があります。

子供が幻覚を訴えても全てが病気とは限らない

子供が幻覚を訴えても全てが病気とは限らない

子供に限らず、人間は本来頭の中に鮮明なイメージを浮かべる力を持っているのです。そのイメージを表に表すことで幻覚を見ているかのように周囲からとらえられることがあります。

しかし、子供のうちは特にその力が活発なため異常ではありませんが、大人からすると心配になり、病院へ連れて行くケースも。なかには誤診により不要な薬を処方されるケースもあるため、子供の様子は日頃からチェックしておきましょう。

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