てんかんって聞いたことはあるけど…小児てんかんの原因について
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てんかんって聞いたことはあるけど…小児てんかんの原因について

「てんかん」を知っていますか?聞いたことあるけど、いまいちわからないという方もいると思います。自分たちは大丈夫だからと思わないで、「てんかん」の原因と特徴を知っておけば、お子さんに起こった時に、すぐに対応できると思います。小児てんかんの原因についてお話したいと思います。

そもそも、てんかんってなに?

そもそも、てんかんってなに?

小児てんかんのお話の前に、そもそもの「てんかん」とはどのような病気かお話します。

「てんかん」とは、発作を繰り返す脳の病気のことで、年齢・性別・人種に関係なく発病してしまいます。世界健康機関(WHO)は、てんかんは「脳の慢性疾患」で、脳の神経細胞に突然発生する激しい電気的な興奮により繰り返される発作を特徴として、様々な臨床症状や検査の異常が伴うと定義しています。ちょっと難しいですね…

てんかんの症状として、突然意識を失う・手足を突っ張らせて全身一緒にけいれんしてしまいます。この症状は数秒から数分間続きます。左右対称に同じけいれんの症状が起こるのが特徴ですが、発熱が原因で起こる「熱性けいれん」とよく似ています。ですが、てんかんは脳の神経細胞の興奮によって起こるので、異なります。小児てんかんは、1~3歳までの間に発症すると言われています。

てんかんと熱性けいれんの違い

てんかんと熱性けいれんの違い

てんかんと熱性けいれんはよく似ています。良く似ているけれど、原因が違います。

突然、お子さんが意識を失いけいれんが起これば、誰でもびっくりして救急車を呼びたくなります。

熱性けいれんは、お子さんが高熱を出した時に起きるけいれんのことを指します。発熱をしていて、けいれんを起こした場合、5分以内に発作がおさまり、その後の意識確認でママやパパを確認できる・目でパパとママを追えるなど出来れば、救急に対応しなくても大丈夫です。その場合は、かかりつけ医または当番医に連絡を入れて、指示を仰ぎましょう。

また、熱性けいれんは繰り返し何度も発作が起きることはありません。(稀ですが、何度か熱性けいれんを繰り返す場合もあります。)そして、発症率も7~8パーセントと高く子供の病気としては珍しくないのです。

ここまでわかってしまえば後は簡単です。けいれんが5分以上続く場合、繰り返しけいれんの発作を起こすのであれば、てんかんによる発作の可能性が高くなります。発熱をしないでもけいれんを起こすので、熱がないのに意識を失いけいれんを起こし、そのけいれんが5分以上続くのであれば救急車を呼んでください。

小児てんかんの原因はなに?

小児てんかんの原因はなに?

小児てんかんの原因は、お母さんのお腹の中にいる時、または分娩時に何らかの原因で大脳に傷がついてしまって起こる「症候性てんかん」と遺伝的なけいれんのしやすさが関連すると考えられる「特発性てんかん」があります。また、生まれつきの脳の奇形「先天性奇形」や代謝異常などでも発症する可能性があるのです。これらの多くが3歳くらいまでの間にてんかんを引き起こします。

その他は、感染症や後頭部の怪我などが原因で起こること、てんかんになりやすい体質を持った子供が何らかのきっかけで起こるケースもあります。小児てんかんのほとんどがお母さんのお腹にいるときや分娩の時に大脳が傷ついたことが原因でなる「症候性てんかん」に分類されます。

もし、「症候性てんかん」と診断されても、自分を責めないでください。「症候性てんかん」は治療法があります。時間がかかってしまうかもしれませんが、きちんと治療をしてください。治療を頑張るお子さんのそばで、しっかり支えてあげてくださいね。

熱性けいれんと間違えやすい病気なので、しっかりと覚えておいてください。

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