赤ちゃんの鉄欠乏性貧血の治療方法2種類と注意点。自己判断は危険です。
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赤ちゃんの鉄欠乏性貧血の治療方法2種類と注意点。自己判断は危険です。

乳児の鉄欠乏性貧血の原因は胎児だったときの鉄の不足です。乳児の健やかな発達のためにも早期からの鉄欠乏性貧血の治療が必要です。鉄欠乏性貧血の治療ではどんなことをするのでしょうか。乳児の鉄欠乏性貧血の2種類の治療方法とそれぞれの注意点をお知らせします。

早期発見、治療に結び付けたい乳児の鉄欠乏性貧血

早期発見、治療に結び付けたい乳児の鉄欠乏性貧血

赤ちゃんの貧血で一番頻度が高いのが鉄欠乏性貧血です。鉄欠乏性貧血は胎内の鉄分が不足するために充分なヘモグロビンが生成できなくなるために起こる貧血です。

乳児の鉄欠乏性貧血は妊娠中に胎児のときにお母さんから受け取る鉄分が少ないために生後6ヶ月くらいから起こります。

鉄欠乏性貧血はできるだけ、早く発見して治療したいものです。なぜならば、長期の鉄欠乏性貧血の放置は、乳児の成長や発達に悪影響を及ぼすことがあるためです。

乳児の鉄欠乏性貧血の症状

大人の場合は疲れやすいとかめまいがするなどの症状を訴えることができますが、赤ちゃんの場合は発見が遅れることがあります。乳児の鉄欠乏性貧血でよくある症状は顔色が悪いとか、すぐ息切れをする、目の粘膜が白いなどがあります。

乳幼児健診で発見されることがよくあるので、健診は欠かさずに受けましょう。また、お母さんが赤ちゃんの顔色の悪さや動悸息切れなどに気がつけば、小児科を受診してください。

鉄欠乏性貧血の治療

鉄欠乏性貧血の治療

鉄欠乏性貧血の診断には血液検査が必要です。まず、自己判断をせず、医療機関で検査をしてもらってください。鉄欠乏性貧血の治療は主に食事指導と薬物療法です。

赤ちゃんの鉄欠乏性貧血の食事療法

赤ちゃんの鉄欠乏性貧血の食事療法

軽い鉄欠乏性貧血の治療法は食事指導になることがあります。

医師の指示に従って、鉄分や鉄分の吸収を助けるビタミンCの豊富な食事を与え、牛乳を飲ませすぎないようにします。鉄欠乏性貧血が発達に影響するといっても、それは重度の鉄欠乏性貧血を長期間放置した場合です。食事療法で改善するようなら自己判断で鉄剤を飲ませてはいけません。

また、母乳に含まれる鉄分が少ないため、母乳を悪者視する人もいますが、それは古い考え方です。確かに母乳の鉄分は少ないのですが、吸収が良いのでミルクとそれほど変わりません。特別な指導がないかぎり母乳をやめることはありません。

赤ちゃんの鉄欠乏性貧血の薬物療法

赤ちゃんの鉄欠乏性貧血の薬物療法

鉄欠乏性貧血が少し重い場合や、食事療法が上手くいかなかった場合は薬物療法になります。薬物といっても不足している鉄を補う鉄剤を飲むだけです。

乳児の場合はシロップがよく処方されます。薬物療法になった場合は注意点が3つあります。

1つめは指示に従って鉄剤を飲ませ、自己判断で中止しないことです。鉄剤を飲ませると赤ちゃんの場合はすぐに症状が良くなってきます。しかし、そこでやめてはいけません。血液だけではなく体内に充分な鉄分を補給するためには症状が良くなってもある程度の期間の服薬が必要になります。

2つめは薬物療法であっても食事指導を併用していることがほとんどですが、食事の方もがんばってください。せっかく貧血が良くなっても、鉄分の不足した食事を続けているとまた貧血になることがあります。

3つめは子供の手の届かないところに鉄剤を置くことと、鉄剤は大人が与えることです。また、鉄剤を飲んでいるのに早く治そうと更に鉄サプリメントなどを与えてはいけません。鉄剤は鉄欠乏性貧血の治療に効果のある薬ですが、飲みすぎると毒になります。嘔吐や下痢、腹痛を起こし、低血圧や肝機能障害を起こすこともあります。入院が必要になる重篤な中毒です。

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