流産の原因にも?妊娠中に気をつけたいオウム病とは
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流産の原因にも?妊娠中に気をつけたいオウム病とは

オウム病とは、クラミジアの一種で、動物と人両方に感染する病気です。鳥からうつることが多いのでオウム病と呼ばれています。放っておくと流産や早産を引き起こす原因となるので、妊娠中は特にオウム病に警戒が必要です。

妊娠中は鳥に要注意!?

妊娠中は鳥に要注意!? 愛らしい外見と声、賢く懐きやすく場所も取らない鳥類はペットとして根強い人気があります。 しかし、妊婦は鳥との接触には気をつけたほうが良いかもしれません。 鳥は、オウム病という人獣共通感染症の感染源となることがあるのです。

オウム病はクラミジア!?

オウム病とは、オウム病クラミジアによるクラミジア感染症です。 クラミジアというと性病という印象があります。オウム病は性感染症のクラミジアトラコマチスとは種類が違い、症状も異なります。 妊娠するとクラミジアの検査を行ないますが、オウム病クラミジアであっても検査の値が上昇することもあります。

オウム病の症状

オウム病の症状 オウム病の症状はインフルエンザとほとんど見分けが付きません。

38度以上の高熱や頭痛、筋肉痛や咳などが出ます。 インフルエンザの迅速キットによる検査では陰性が出て、インフルエンザの薬は効きません。 気づかずに適切な治療をしない場合、軽症では風邪やインフルエンザと勘違いされたまま自然治癒することもあります。

しかし、気管支炎や肺炎を起こしたり、脳炎や髄膜炎などの重篤な合併症を起こすこともあります。 鳥との接触があり、風邪やインフルエンザのような症状がある場合は医師に、その旨を必ず伝えてください。

妊娠中にオウム病になるとどうなるの?

妊娠中はオウム病に特に注意が必要です。妊娠中のオウム病を特に妊婦オウム病と呼び、警戒されています。 妊娠中には使用できる抗生物質が限られていますし、適切に治療したケースですら、流産や早産、死産などの原因になることがあるのです。

オウム病の原因

自分や家族のペットの鳥

オウム病の患者の多くは自分の家で飼っている鳥から感染しています。オウム病という名前ですが、保菌鳥はオウムだけではありません。感染例ではセキセイインコが最も多く、原因の7割とも言われています。

次いでオウムやハトが感染源となります。 保菌鳥の唾液や糞便や羽が感染源です。特に広く飼われ、手乗りやキスなどで人と濃厚に接触するセキセイインコに注意が必要です。 妊娠したら、愛鳥のオウム病の検査もしておきましょう。鳥のゲージは清潔にし、キスや口移して餌を与えるのは避けましょう。

近所の鳥や動物園、公園のハトなど

自分が鳥を飼っていなくても注意が必要です。2001年に鳥を多数飼っている市営の動物園でオウム病の集団感染が起きたことがあります。 妊娠したら不用意に多数の鳥に近づかず、鳥と接触した後はうがいや手洗いを怠らないようにしましょう。

野生のドバトもオウム病クラミジアの保菌率が非常に高いと考えられています。公園の鳩に餌をやったりするなど、濃厚に接触することは避けてください。

鳥の死骸や糞

道を歩くと鳥の死骸や弱った鳥が落ちていることがあります。健康な野鳥でも5%~20%はオウム病の保菌鳥ですが、鳥の死骸や弱った鳥になると、オウム病の確率がぐんと跳ね上がります。鳥の死骸や病気の鳥には触らず、行政などに対応してもらいましょう。 糞にも注意が必要です。糞を落とされるだけでなく、乾燥して舞い上がった糞のカスの中でも菌は生きています。

鳥以外の小動物

鳥以外の小動物 オウム病は鳥と人以外にも感染します。哺乳類や爬虫類でもオウム病クラミジアを持っていることがあるのです。大きなものではヘラジカから人に感染したケースもあります。特に注意したいのが小動物で、ドブネズミなどは触らないようにしましょう。

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